菅原千瑛、歓喜のバースデー連勝!背中を押した勝負師・鈴木大介の粋な言葉の数々/麻雀・Mリーグ
プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、12月2日でBEAST X・菅原千瑛(連盟)が、第1試合に個人10戦目にしてシーズン初勝利を挙げると、続く第2試合にも出場し、またもトップで2連勝。3ケタあった個人マイナスも一気に完済、長くリーグ最下位に低迷するチームに明るい光を照らした。この連投・連勝劇の裏では、将棋の世界でも勝負師として生きるチームメイトの粋な後押しがあった。 【映像】連投する?しない?BEAST X舞台裏 この日が33回目の誕生日でもあった菅原は、第1試合の東1局に跳満をアガる絶好のスタートを切ると、道中は苦戦しながらも最終的には跳満3回という高打点麻雀で6万点超の大トップ。待望のシーズン初勝利を挙げたが、控室に戻る菅原は通路で迷っていた。 戻ってきた菅原をチームメイトが祝福で出迎える中、菅原は「私、2(着)なら絶対行こうと決めていて、1(着)の場合は、その時の気持ちと思っていたんですけど」と、連投するかしないかと相談。すると、第2試合に出場予定だった鈴木大介(連盟)がすぐに口を開いた。 鈴木大介 私、もう化粧落としたんで(笑)。 菅原 え、なんで?ホント? 鈴木大介 マジ、マジ。 菅原 マジ? 大介 行くでしょ?行ってください!ここはチームのためにも。 出場選手は男女問わずメイクをしてから試合に臨む。この時、鈴木大介が本当にメイクを落としていたかは不明だが、軽いジョークで菅原の迷いをほぐし、さらには第1試合の勢いを持って第2試合に臨むべきだと進言した。 猿川真寿(連盟)、中田花奈(連盟)も菅原の連投に賛成する中、再び鈴木大介は「それが(本来、出場するはずだった)私の誕生日プレゼントです。行かないと悔いが残る」と、もうワンプッシュ。この言葉で菅原は連投を決めた。 結果は、オーラスに大逆転の満貫をアガって、個人にとってもチームにとっても大きすぎる2連勝。菅原にも忘れられない誕生日となった。 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部