シンプルで軽快なスマートウォッチ「Pebble Time」がちょっと残念な理由
クラウドファンディングのKickstarterで過去最高の約2000万ドルの出資金を集めたとして注目されたスマートウォッチ「Pebble Time」が出荷され、ユーザーの手元に届き始めた。世の中的にはApple Watchの話題の方が熱いだろうし、実際、身に付けているユーザーを目にすることは多いのだが、シンプルさにおいてPebble Timeの右に出るスマートウオッチはそうないのではないかと思う。ということで、実際に届いたPebble Timeをレビューしてみることにした。 シンプルで軽快なスマートウォッチ「Pebble Time」がちょっと残念な理由
腕につけてみた感じは?
箱から出して、まず左上のボタンを押すと電源が入る。初期画面でペアを組むスマートフォンにアプリをダウンロードするよう指示が出るので、スマホのアプリ上でログインし、Bluetoothでペアリングする。その作業は難しくはない。Pebbleでインストールしていたウオッチフェイスやアプリがそのまま移行されているので、初めから手順を踏む必要がなかった。これは好印象。 スロットに制限がなくなった分、いくつでもアプリやウオッチフェイスをインストールしておけるようになったことも嬉しい点だ。自己責任にはなるだろうが、日本語言語パックをインストールしたところ、ちゃんと日本語表示ができるようになった。 腕につけてみた感じでは、先代より20%薄いという薄さはさほどでもなかったが、軽さに関しては、先代と比べて十分に体感できると思う。充電端子が本体左側から背面に回ったことで、機械らしい雰囲気がなくなり、ステンレス製のベゼルが“普通の時計らしさ”を演出する。この点は結構重要だ。無骨な先代と違い、良い意味で普通になった。いや、可愛らしくなった。 ベルトはラバーなので、レザーや金属と比べて安っぽいという人もいるだろう。しかし、水深30メートルの水圧に耐えられるという防水性能とプールや海での使用を考えた時に、ラバー製のベルトの方が安心できるという面はあるので、実用上、そのまま使ってみるのがいいのではないかと思う。