南陽・荻小のツリー、今季も点灯 3月に休校・高さ25メートル、地域明るく
3月末に休校した南陽市荻小の校庭にある大きなモミの木を生かしたイルミネーションが、今季も地域を明るく照らしている。 地元住民でつくる「誘志会(ゆうしかい)」(山田俊彦会長)が2003年から毎年、高さ約25メートルのモミの木に電飾を取り付け、クリスマスツリーに仕立てている。過疎化が進む集落にあって「明るい話題を届けよう」との思いが出発点で、今年は今月10日に明かりをともした。 2万個の発光ダイオード(LED)が旧校舎周辺を彩る。山田会長(68)は「苦労もあるが、何とか次の世代につないでいきたい」と話す。誘志会メンバーで吉野公民館長の山口清さん(68)は「クリスマス、正月に合わせ帰省する人たちを明るく迎え入れてくれる」と語った。 点灯は午後4時半~10時で、来年1月12日までを予定している。