排水溝を前に、足が止まった1歳妹さんを心配する3歳お兄ちゃん

　日頃から、1歳の妹さんの面倒を見ているという3歳のお兄ちゃん。この日は公園からの帰り道、行く手を阻む排水溝に戸惑う妹さん。見かねたお兄ちゃんがとっさに「エスター、大丈夫だよ！」と声をかけ、“架け橋”となる勇敢な姿に「小さな紳士尊い」「素敵な兄妹愛」「可愛さと素敵さに打ちのめされて涙」などのコメントが寄せられ、440万回再生を超える反響があった。ガーナ人の父と日本人の母を持ち、妹想いなお兄ちゃんの日常をお母さんに聞いた。 【動画カット】優しくて可愛くて尊い…幼き兄の神対応に「可愛さと素敵さに打ちのめされて涙」

■お兄ちゃんは「妹を笑わせる天才」、母にも「怒ったママも大好きよ！」の一言に感動

――「にぃにの優しさに母は感動」という投稿に大きな反響がありましたが、改めてこの時の状況を教えてください。 子どもたちと公園で遊んでいて、帰ろうとしたところ、「まだ遊びたい」と言うので、戻っているところでした。下の子が立ち止まったので、どうしたのかな？何か興味があるものがあったのかな？と思ってカメラを回し始めました。 ――お兄さんは、普段から妹さんの世話をされているのでしょうか。 そうですね。ケンカもしますが、妹が何かこぼした時には「拭けばいいから大丈夫だよ！」と声をかけたり、泣いていると変な顔をしたり、面白いことをしたりして一生懸命笑わせようとしてくれて、実際、妹も泣き止んで笑っているので、妹を笑わせる天才だっ！って思ってます（笑）。 ――妹さんが産まれてから、お兄さんや家族にどのような変化がありましたか。 下の子が産まれてから赤ちゃん返りするかな？と思っていたのですが、泣いていると駆け寄って「ママ泣いてるー！」と教えてくれり「ミルクあげるー！」と積極的にお世話をしてくれて、日々すごく成長を感じています。3人の時も賑やかで楽しかったですが、下の子が産まれてきてくれて、さらに明るくなって、楽しさも笑い声も幸せも怒ることも（笑）、パワーアップしました。 ――お兄さんの“妹愛”、妹さんの“兄愛”を感じた言葉やエピソードなどがあれば教えてください。 上の子はいつも「ママ、エスター(妹)かわいいね！」とふとした時に言ってきたり、下の子はまだ話せないですが、上の子が泣いてると近寄って行って、顔をのぞいて、いいこいいこしたり、ハグしたりしています。お互い大好きで、泣いているとお互い駆け寄って慰め合っていて、助け合ってるような関係です。 ――お子さん達について、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。 印象に残っているのは、下の子がソファに立っていて、背面からソファの後ろ側に降りようとしてた時に、私が「あぶないよー！」と離れた所から声をかけたら、上の子から「もう大丈夫だよー！」と返ってきたので、その場に行くと、降りようとしてた下にたくさんクッションが置いてあったのでびっくりしました。「これでもう危なくないよ！」と言われ、止めるのではなくて安全にやらせてあげる方法を見つけてあげたのね！と感心したことがありました。 ――子育てをされる上で、驚いたこと、感動したことがあれば教えてください。 上の子に、「怒っちゃってごめんね」と謝った時に、「ママつかれちゃったかな？ゆっくりしていいよ！怒ってもいいよ！怒ったママも、笑ってるママも、大好きよ！」と言ってくれたことがありました。こんなに小さいのに、そんな風に言ってくれてすごいなぁと感動してうるうるしました。下の子は私が「痛いっ！」と言うと走ってきて、顔を覗き込んでハグしてくれます。