親子の悩みLINEで相談 虐待防止へ周知、こども庁
こども家庭庁が、子育てや親子関係の悩み相談をLINE(ライン)で受け付ける「親子のための相談LINE」の周知を進めている。今年2月に開設し、匿名での相談も可能なため電話に抵抗がある人でも気軽に使えるのが利点。11月の児童虐待防止推進月間に合わせ、保護者や子どもたちに「一人で悩まないで」と呼びかけている。 こども庁によると、LINEで公式アカウント「親子のための相談LINE」を「友だち追加」した後、居住自治体を登録すると相談待ち人数が確認でき、順番になればチャットでやりとりが始まる。児童相談所職員らが相談員で、受付時間は自治体によって異なる。 ユーチューブなどで視聴できる相談LINE紹介動画では、保護者の「ついカッとなって子に強く当たってしまう」、子どもの「きょうだいと比較されてつらい」「強い言葉で言われると怖いし落ち込む」といった相談内容を例示している。 こども庁は、児相虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」の認知度向上にも取り組む。