宗像で体験型科学教室 「五感を使って、みかんを楽しむ」をテーマに
子ども向け体験型科学教室「サイエンス里山ラボ宗像」の体験授業が10月20日、宗像市大穂の里山で行われる。(宗像経済新聞) 【写真】里山でデイキャンプを楽しむ様子(写真提供=サイエンス里山ラボ宗像) 「自然、科学、アート」を通じて子どもの「なぜ」という興味や好奇心を大切に、楽しく学ぶことを目的として11月に開講する同教室。福岡県内の大学の先生や科学にまつわる企業・団体から講師を招いて授業を行うほか、里山には科学にまつわるアート作品を設置する予定。自然だけでなく科学やアートに触れることで自由な発想、想像力、自分で表現して伝える力を育てる。 体験授業は「五感を使って、みかんを楽しむ」をテーマに開催する。当日は福岡大学理学部化学科の松岡雅忠さんを講師に迎え、ミカンを使ったさまざまな実験を行う。 同教室代表の谷口竜平さんはこれまで約20年間、デザイナーやディレクターとして広告の企画やロゴ作成などを手がけてきた。北九州市立大学非常勤講師やNPO法人理事の経歴も持つ。 谷口さんは「これまではお客さまの要望に対して応えるという仕事をしてきた。今後はこれまでの経験を生かしながら、自分の思いややりたいことを形にして周りの方に喜んでもらえるようなことをしていきたい。自分にとって大切な『家族の存在』を考えた時に父親としても子どもや後世に残せるものとして元々所有している里山を活用したい」と話す。 「自然の中で起こる科学や世の中の自然環境を実際に体感することで『生きる力』を育んでほしい。子どもの習いごとではあるが、保護者にも付き添っていただき親子で知らないことを一緒に知って学び、大人も子どもも皆でワクワクできたら」とも。 授業は毎月2回、土曜13時30分~。授業時間は60分~90分を予定する。授業後や授業以外の土曜は里山でデイキャンプも企画する。 体験授業の開講時間は13時30分~15時。対象は小学4年~6年生。参加無料。申し込みはウェブサイト「サイエンス里山ラボ宗像」で受け付ける。
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