躍進の東京V、鹿島から期限付き加入のDF林尚輝とFW染野唯月が完全移籍に移行! 「全緑で闘います!」
東京ヴェルディは25日、鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入していたDF林尚輝とFW染野唯月を完全移籍で加入することを発表した。 【2024-2025】Jリーグ全クラブ監督人事まとめ|新体制となるのは? 2021年に大阪体育大学から鹿島に入団した林は、2023シーズンから東京Vに期限付き移籍。移籍期間を延長して迎えた今季は明治安田J1リーグ29試合に出場し、J1リーグ復帰初年度での6位躍進に貢献した。 2020年に尚志高校から鹿島に入団した染野は、2022年7月から半年間、東京Vに期限付き移籍で加入。その後、鹿島に復帰するも2023年7月から再び東京Vに育成型期限付き移籍で加入すると、今季は移籍期間を延長。J1リーグで36試合6ゴールを記録した。 鹿島からの完全移籍が決まった両選手は、両軍の公式サイトで以下のようにコメントしている。 ■林尚輝 ・東京ヴェルディ 「東京ヴェルディに関わる皆様。2025シーズンから東京ヴェルディに完全移籍する決断をしました」 「2年間期限付き移籍だった僕を温かく受け入れ、共に闘ってくれたヴェルディファミリーの皆様には、本当に感謝しています。もっとこのクラブと共に成長し、上を目指したい。そして、もっとヴェルディファミリーとして認められたい。その思いが日に日に強くなり、大きな決断をしました」 「シーズン後半は試合に出られない日々もありましたが、終盤戦のファン・サポーターの大きな声援を聞いた時、決断が正しかったと思いました。新たな覚悟を持って、東京ヴェルディの為に全緑で闘います!」 「2025シーズンもどうぞよろしくお願いします!」 ・鹿島アントラーズ 「このたび、東京ヴェルディに完全移籍することになりました。鹿島アントラーズという憧れのクラブで、プロサッカー選手のキャリアをスタートさせていただけたこと、心から感謝しています」 「プロの厳しさを痛感する日々でしたが、試合に出るためにもがき続け、チャンスをもらい、アントラーズのユニフォームを着て、勝利に貢献してともに得た喜びは、今でも鮮明に覚えています。2年目は怪我に悩まされ、人生の中で最もサッカーができない1年でした。辛かったし、自分の力の無さを実感していましたが、大好きなチームメイトやスタッフ、そしてファン・サポーターの皆様のおかげで頑張ることができました」 「経験豊富で志が高く、頼りになる先輩方。いつも元気で熱い気持ちを持った若手たち。どんな時でも真摯に向き合ってくれるスタッフの方々。そして、厳しくも温かく応援し続けてくれるファン・サポーターの皆様。僕にとってこの出会いは人生の宝物であり、ともに過ごした時間はかけがえのないものです。本当に感謝しています」 「しかし、タイトルを取るため、その力になるためにアントラーズに加入しましたが、現実は厳しく力になることはできませんでした。申し訳ない気持ちと、悔しさが残っています。ですが、この決断を肯定するためには、貪欲に成長し続け、結果で示すしかないと思っています。アントラーズに在籍した選手として恥じないよう、選手としても、人としても、大きく成長した姿を見せられるように頑張ります。鹿島アントラーズに関わるすべての皆様、本当にありがとうございました」 ■染野唯月 ・東京ヴェルディ 「来季もチームの為に全力で闘います。よろしくお願いします!」 ・鹿島アントラーズ 「このたび、東京ヴェルディに完全移籍することになりました。小さい頃から鹿島アントラーズで育ち、一度は離れましたが、また戻ってプロサッカー選手をアントラーズでスタートできたことはすごく嬉しかったです。タイトルを取らなきゃいけないクラブだと教えられ続け、必死に食らい付き、良い時も悪い時も、アントラーズのエンブレムを背負ってる以上、全力でやり続けました」 「ファン・サポーターの皆さんがカシマスタジアムで最高の雰囲気を作ってくださり、毎試合鳥肌が立ちました。僕はアントラーズの先輩方から色々なことを教えてもらい、成長することができました。アントラーズで過ごした時間は、これからのサッカー人生の財産です。成長した姿をカシマスタジアムで見せます。ありがとうございました」