記念グッズ飛ぶような売れ行き 大谷翔平、MLB史上初の「50-50」達成
米国時間19日、大谷翔平を擁するロサンゼルス・ドジャースが不振にあえぐマイアミ・マーリンズを20対4で下した瞬間、グッズが飛ぶように売れ始めた。 【画像】今季50本塁打を達成しファンの声援に応える大谷翔平 この試合で大谷は、前人未踏のシーズン50本塁打、50盗塁の「50-50」を達成。MLB(メジャーリーグベースボール)のオンラインストアでは、Tシャツからタオルまで、偉業をたたえようと用意されていたさまざまな記念グッズが発売された。 大谷は、マーリンズの本拠地ローンデポ・パークで行われた試合で、3打席連続本塁打、2二塁打、2盗塁、17出塁、6打数6安打、10打点を記録し、先頭打者として躍動した。 昨年フリーエージェント(FA)となり、10年間で総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)の大型契約でドジャースに移籍した最初のシーズンで、大谷はキャリア初のプレーオフ進出を決めた。 球団としては、ホームのドジャー・スタジアムでの偉業達成を期待していた。「大谷セクション」と呼ばれる右翼スタンドの304区画は、左打ちの強打者によるホームランが最も多く着弾する地点だ。 大谷セクションのチケット価格はシーズンを通して変動しており、米国時間19日に50本塁打を達成する前は1枚215.60ドル(約3万660円)で販売されていた。しかし、大谷が50号を打った後、米紙ロサンゼルス・タイムズによれば1枚185.60ドル(約2万6400円)に値下げされた。ドジャースは需要と供給に応じてチケット価格を変更していると同紙は伝えている。 一方、大谷の50号本塁打の記念球は、キャッチしたファンにとっては20万ドル(約2900万円)以上の価値があるかもしれないと、米ヤフーは野球記念品の専門家数名に取材した上で報じている。 10年間で総額7億ドルの契約金のうち平均年俸の200万ドル(約2億9000万円)以外を後払いにしている大谷だが、次々と行われるプロモーションにより、球団にかなりの収益をもたらしている。