ガソリンあす19日値上げ 沖縄県内5円10銭程度 政府の補助縮小 来月中旬追加の可能性も
政府によるガソリン補助金が19日から段階的に縮小される。沖縄総合事務局エネルギー・燃料課によると、県内でもレギュラーガソリン1リットル当たり平均小売価格は5円10銭程度の値上げが見込まれている。来年1月16日にはさらに5円10銭程度の値上げとなる可能性があり、県民生活や各企業の経済負担は増す見通しだ。 「住み続けたい街」 九州・沖縄トップ3はすべて沖縄
政府は19日、ガソリン基準価格(168円)と高率補助発動価格(185円)の間の補助率を60%から30%に見直す。さらに来年1月16日にはこの30%補助もなくなる予定。1月16日以降も状況を見定めながら、185円を上回る価格に対する補助率も月の変動価格が5円程度となるよう、段階的に見直していく方針を示している。 石油情報センターによると、県内の今月9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの平均小売価格(消費税込み)は179円50銭で、全国平均の175円70銭を上回っており、今年は170円台後半を推移する状況が続いている。 本島中南部で給油所を運営する事業所は「いまのところ、駆け込み需要で混雑する様子はないが、値上げになるのは心苦しい。仕入れ値が上がる中、現状行われている価格競争がどう変化するのかなど、影響を注視していきたい」との考えを示した。 (当間詩朗)
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