「私の記憶に残っている街並みや観光名所は一瞬にして変わり果てた姿に」日米球界で活躍した石川・能美市出身の松井秀喜さんが能登半島地震の被災者へメッセージ
プロ野球の巨人やアメリカ・大リーグのニューヨークヤンキースなどで活躍した、石川・能美市出身の松井秀喜さんが、今月1日に発生した能登半島地震を受けて30日、被災者へメッセージを寄せました。 母校・星稜高校で野球教室を開いた松井秀喜さん(2022年10月) 以下、松井秀喜さんのメッセージです。 この度の能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災され、現在も先が見えない不安な日々を過ごされておられる方々へ心よりお見舞い申し上げます。 私は子供の頃から能登に何度も訪れています。この度の地震で私の記憶に残っている街並みや観光名所は一瞬にして変わり果てた姿になってしまいました。被害の甚大さを報道などで目にする度に胸が締めつけられます。 私の現役時代には、私が石川県出身ということもあり多くの県民の皆様に応援して頂きました。この度、被災された方々の中にも私に声援を送って下さった方がいらっしゃると思います。 今度は私が、被災された方々が力強く立ち上がり前を向かれていく姿を応援しなくてはいけない時だと感じています。 巨人の宮崎キャンプでは臨時コーチとして数日間お邪魔することになりました。宮崎では能登半島地震のチャリティーを開催すると聞いていますので精一杯お手伝いさせていただこうと思っています。今すぐ私にできることは限られていますが、今後は帰省した際に今回被災された方々と交流し、少しでも前向きな気持ちになって頂ける機会を継続して作っていきたいと思います。 今は、ただただ皆様の心身が癒され、一日でも早く穏やかな日常を取り戻される日が来ることを祈っております。 松井秀喜さんは、能登半島地震の義援金として日本赤十字社に1000万円を寄付しています。また宮崎市で行われる巨人の春季キャンプで、6年ぶり4度目となる臨時コーチを務めることが発表されています。
北陸放送