ソフトバンク 大量得点の口火を切ったのは中村晃「優勝できて良かった」
◇パ・リーグ ソフトバンク9―4オリックス(2024年9月23日 京セラD) 中村晃が15安打9得点の口火を切った。初回2死一、二塁から右前打を放ち、二塁走者・今宮が好スライディングで生還。先制点を叩き出した。「打ったのは真っすぐ。とにかく先制のチャンスを生かすことだけを考えた。いい集中力で打つことができた」と振り返った。 昨季までの不動の主力が、今季からは一打に懸けてきた。「やっていることは一緒。勝ちにつながる一本を打つだけ」と背中で魅せる男は、近藤の負傷離脱の後、5番に入り打線を引っ張った。今月3日には第1子となる長男が誕生し、守る家族も増えた。 1点を追う4回には先頭で左前打を放ち、3得点の逆転劇を演出。「優勝できて良かった」と笑顔だった。