鈴鹿央士、「映画ドラえもん」ゲスト声優担当で歓喜「『あの、ドラえもん』の世界に入れるんだ」
俳優の鈴鹿央士(24)が、来年3月7日公開の「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」のゲスト声優を務めることが4日、分かった。 物語のキーマンである美術商人・パル役。オファーを受けた時は「『あの、ドラえもん』の世界に入れるんだ」「『あの、ドラえもん』に入る緊張感も感じて」と喜びと重圧で、声が震えた。 ドラえもんには、毎週家族とテレビの前に座って見ていた光景や、学校で友人たちとタケコプターを作ったことなど、いろいろな思い出が詰まっている。実家の机には、小学1年時に入手した映画のグッズが今もある。それほど思い入れがある作品の声優になり「感謝して、大切に頑張ろう」と気持ちを新たにしたという。 2度目声優難しい 22年公開のアニメ映画「夏へのトンネル、さよならの出口」以来2度目の声優は「難しかった」。「顔、表情、しぐさといろいろな自分自身を乗せられる」俳優業と比べ、声優は声色一本。「声優さんの声は、命が宿っていて。走り出す時の息づかい、体が動いた時の音。でも、楽しめました」 同作といえば「ひみつ道具」。鈴鹿は「タケコプターやどこでもドアも欲しいですけど、意外とスモールライトですね。フィギュア遊びで、そのサイズになって遊びたい」と願ったが、今作は絵の中に飛び込む壮大な物語だ。「ワクワクして、感動して。昔の自分に言いたい。『この世界に入るんだよ』って」。かみ締めるようにうなずき、「やっぱり、ドラえもんっていいなー」と心の声が漏れた。(田中 雄己)
報知新聞社