「宇宙と交信するための秘密基地だと思ってました」山上にそびえる謎の巨大な鉄塔 実はすごい施設だった【MRTニュース2024を振り返る】
(海上自衛隊えびの送信所 田本茂久所長)「24時間365日常駐していて見ていただければ分かるが自衛官ではなく民間の方が業務についている」 情報はすべて暗号化されており、職員がその内容を知ることができないようになっているため、業務を民間に委託するアウトソーシングが行われている。 ■国の防衛に関わる重要施設 そして、最後に向かったのがこの部屋。 (渕記者)「広いですね~ここは何の役割を?」 (海上自衛隊えびの送信所 田本茂久所長)「こちらはコイル局舎になります」 電波の状態は雨や風など天候の影響を受けるため、このコイルをミリ単位で調整する必要があるという。 (海上自衛隊えびの送信所 田本茂久所長)「こちらに木の車輪があるがこの車輪で外側のコイルを動かしている。内側のコイルは固定になっているので外側がミリ単位で動くようになっている」 えびの市の山の上にそびえる巨大な鉄塔。それは、国の防衛に関わる重要施設だった。 (海上自衛隊えびの送信所 田本茂久 所長)「トラブルがなく送信所の施設を運営するというのが第一の仕事だと思うので、当たり前を維持するためにはメンテナンスが重要だと思うので、日々メンテナンスしながら運用していきたい」 「えびの送信所」の建設から30年余り経ちますが、えびの市によると設備の老朽化に伴い、防衛省は、市内で移転を計画しているということです。 計画では、2025年度をめどに移転場所を決定し、2036年度末の運用開始を目指しています。
宮崎放送