杏「親が絶対ではないよ」1人での子育てで大事にしていること・奥田瑛二「自分は100点満点のじぃじ」
女優の杏さん、俳優で映画監督の奥田瑛二さん、映像作家で映画監督の関根光才さんが『ボクらの時代』で鼎談。 2024年6月7日から公開される映画「かくしごと」で共演した杏さんと奥田さん、監督の関根さん。同じ年頃の子供と孫のいる3人が家族の話で盛り上がりました。 【写真】杏、奥田瑛二、関根光才の写真を見る
杏、子育てで大事にしていること
映画「かくしごと」の撮影が終わってから2日後にフランスに移住したという杏さん。 3人の子供の母親である杏さんが子育てにおいて大事にしていることを明かしました。 杏: (子供たちに)「親が絶対ではないよ」と言っています。 今、親としては1人で育てている中で、(私が)“唯一絶対”になりすぎたらいけないなと思っている。 「私が言ったことが絶対じゃないから、他の人の意見も聞いてみて」みたいな気持ちで、私も常に訂正される気持ちも持っていないといけない。 でも(子供に)言い返されたら正直、カチンとくる(笑) 「なんだと~!口答えする気か!?」みたいな気持ちになるんですけど、 子供の言うことも一理あると思うときはちゃんと(子供の話も)聞かないと、と思います。 これからどんどん彼らの意見も出てくるだろうし。 そんな杏さんの考えに奥田さんと関根監督は「本当ですね」と、深くうなずいていました。 さらに関根監督から「これからしたいこと」を聞かれた杏さんは将来のビジョンについて明かしました。 杏: ひとまず子供たちが高校生くらいまであと10年ちょっと、そこら辺まではひとつの場所に根っこを張っていたい。 あとは子供たちと話して決めたいなと思っています。 何かしらやっぱりまたお芝居がしたいなと思う。 また自分の中の違う人に会ってみたいなと思います。
奥田瑛二「いくつになっても両手で抱っこできるじぃじでいたい!」
6歳と9歳の女の子の孫がいる奥田さん。 「お孫さんのお世話はするんですか?」という杏さんの質問に奥田さんは『(孫の)お世話は、100点満点じぃじ!』と答え、溺愛する孫について語りました。 奥田: 孫2人が生まれたときに、「孫が子供のうちはいくつになっても(2人を)両手で抱っこできるじぃじでいたい」と思った。 2人目の孫が生まれたときには、腕立て伏せをしたり腹筋をしたりしていた。 それと、孫に甘くてもいいけれど、娘に接したように「バシッと注意できるところは注意をできるじぃじぃになりたい」と思って、かみさん(安藤和津さん)にも「そういうジジババでいようぜ!」と言った。 さらに、奥田さんと孫の関係性を知った友人の一言がうれしかったことも明かしました。 奥田: 友人に「どう、孫かわいいでしょ?」と聞かれたので「かわいいね~(孫と)いつも一緒に寝るんだけど…」と話すと「え!?」と驚かれた。 「普通、じぃじとは寝ないよ、女の子は」と言われたので『うちは、ばぁばよりじぃじと寝る方が多いよ』と言うと「珍しいじぃじだね!」と言われた。 それがめちゃくちゃうれしかった。 そんな孫を溺愛する奥田さんをみた娘の安藤サクラさんが、奥田さんに“あるもの”をプレゼントしたといいます。 奥田: サクラが「お父さん、シングルベッドじゃ大変だから」と言ってクイーンサイズの高価であろうベッドをプレゼントしてくれた。 そのベッドで孫が来たら一緒に寝たりしている。 孫の話になると止まらないんだけど(笑)そんな俺を見て女房(安藤和津さん)が喜んでいる。何で喜んでいるかというと、大人としての“遊びのムシ”がわいてこないから(笑) 抑止力にするために、携帯電話の待ち受け画面は孫2人のツーショット。 酔っぱらって「誰かいないかな?」と携帯電話を開くと(孫の待ち受け画面を見て)「あ…」と、携帯をしまう(笑) おじいちゃんの顔になって孫の話が止まらない奥田さんに、杏さんと関根監督は大笑いしていました。 (『ボクらの時代』2024年6月2日放送より)
ボクらの時代