【衆院選】TSMCの進出に伴う影響を大きく受けている熊本3区の候補者の訴え
推薦を受ける公明党に加え、農政連や商工連など300を超える推薦団体の支援を受けて、分厚い組織戦を展開しています。坂本候補は、TSMCの進出で深刻化する交通渋滞の解消に向け、道路や公共交通機関の整備などに力を入れたいと訴えています。 ■坂本哲志候補(自民・前) 「私たちが住んできた中でしっかり守るべきものと変わっていくものと、そういったものをしっかり区分けしながら整備していかなければいけないと思っています。それなりの発言もできるようになりましたので、この発言力をこのTSMCをはじめとする地域のために、あるいは農林水産業や商工業や医療や教育、このためにどんどん声を上げていきたいというふうに思っています」
社民党の新人、橋村りか候補は益城町出身の52歳。放課後児童支援員として障害者などの支援に携わっています。3人の子どもの母で、6年前に重度の障害のある長女を亡くしました。
■橋村りか候補(社民・新) 「当事者の声が必ず届く。この戦いは、私たちが自分たちの手にこの社会を取り戻す、政治を取り戻すための戦いです」
候補者の“すみ分け”を行った立憲民主党や共産党の県組織と共闘。労働団体の連合熊本から支持を受けています。高校やフリースクールの授業料の無償化などを公約に掲げています。選挙戦序盤には、社民党の福島党首が応援に駆けつけ、自民党政治からの脱却を訴えました。 ■社民党 福島瑞穂党首 「地域切り捨て、農業を大事にしない自民党政治を変えたいんです。この熊本から初の女性衆議院議員をどうか誕生させてください」 ■橋村りか候補(社民・新) 「TSMCの一方で、好景気と言われている、沸いているような状況の中で、過疎地で子どもたちが少なく、高齢の方ばかりが暮らしておられるようなところ、そういった二極化がどんどん進んできている、そのような課題を3区はたくさん抱えています。共に歩むその姿勢を皆さんにお伝えさせていただきながら、前に進んでいきます」