県護国神社、大しめ縄掛け替え 三重
【津】三重県津市広明町の県護国神社は22日、新年を前に外拝殿の大しめ縄を掛け替えた。同神社の崇敬者有志で作る「県護国神社注連縄(しめなわ)会」の森泰之さん(39)=白山町=ら5人が約3カ月かけ完成させた長さ約7メートル、重さ約80キロの大しめ縄を取り付けた。 同神社は一昨年、30年途絶えていた大しめ縄の取り付けを復活。市内の農家が奉納した稲わらで9月下旬から縄を作り、3本をなって完成させた。 森さんらは拝殿ではらいを受け参拝した後、脚立を使って古いしめ縄を取り外し、社号扁額の下側に真新しい大しめ縄を設置。縄で引き上げ針金と縄で固定し、4カ所に紙垂(しで)を取り付けた。同様に齋館玄関のしめ縄も付け替えた。 奥山宮司(46)は「正月の準備が一つ進んだ。令和7年が平和で安全な年になるよう祈る」と話した。