「中韓に必死で伝えるオールドメディア」自民・木原稔氏 靖国参拝報道に相次ぐ疑問の声
共同通信が令和4年8月15日に自民党の生稲晃子参院議員が靖国神社に参拝したと報じたのは誤りだったと発表したことを巡って、国会議員の靖国参拝を報じるメディアの姿勢に対し、自民党の保守系議員らがX(旧ツイッター)などで違和感を唱えている。木原稔前防衛相は26日、Xで「誤報は論外ですが、そもそも靖国神社を参拝する国会議員の名前を逐一公表しようとする報道姿勢は論外の外」と指摘し、「中国や韓国に向けて必死に伝えようとするオールドメディアに異常性を感じています」と疑問視した。 【写真でみる】「佐渡島の金山」の追悼式に参加しなかった韓国の政府関係者と遺族らが営んだ独自の追悼行事 生稲氏を巡っては、政府は24日、外務政務官として世界文化遺産「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の朝鮮半島出身者を含む労働者の追悼式に派遣した一方、韓国側は直前に出席を見送った。生稲氏の靖国参拝報道を受けて、韓国内で反対論が高まったためとみられている。 若林洋平参院議員は26日、Xで「そもそも靖国神社を参拝したことを問題視して記事にし、政治家や我が国を陥れること自体が大問題。許されざる行為」と投稿した。 前衆院議員の杉田水脈氏も26日、Xで生稲氏について靖国参拝報道を絡めて「早速やらかした」「政務官に抜擢されるも初手からつまずき」などと配信した記事を引用して、「『韓国の(追悼式)不参加の責任を取れ』と責められるのであれば、過去に靖国神社に参拝した議員は政務三役に就けないことになる。こんなばかげた前例を絶対に作ってはならない」と問題視した。 新潟2区を地盤とする細田健一前衆院議員はXに「いずれにせよ、来年以降韓国側にはぜひご出席いただきたい。心静かに、鉱山労働に携わられた方々の追悼を行うべきだ」と投稿した。 一方、日本保守党の島田洋一衆院議員は27日、Xで生稲氏が「参院議員就任後は靖国神社に参拝していない」と記者団に話している動画ニュースを引用し、「これだけで辞職に値する。見識ゼロ」と生稲氏の対応を批判した。