【卓球】ベテラン・35歳松平賢二が日本代表返り咲き「若い選手強いけど、少しでも“壁”になれれば」17歳松島輝空を破り選考会V
◇卓球・アジア選手権アルマトイ大会個人戦 男女日本代表選手選考会最終日(21日、東京・北区赤羽体育館) 男子ジュニアで初優勝した松島輝空選手 ベテラン・35歳の松平賢二選手が20人による選考会を勝ち抜き、卓球日本代表に返り咲きました。 10月にカザフスタンで行われるアジア選手権シングルス代表の座がかかった今大会。パリ五輪の補欠に入った17歳・松島輝空選手やリオ五輪男子団体で銀メダルを獲得した吉村真晴選手らが出場しました。 前日のグループリーグで無傷の4連勝をおさめた松平選手は準決勝、16歳の全日本ジュニア準優勝・吉山和希選手を相手に3-1で勝利。 決勝では、17歳にして日本勢3番手の世界ランキング30位・松島選手をフルゲームの末に撃破。強敵を次々破り、優勝を果たしました。 日本代表の選考会自体、4~5年ぶりの出場だったという松平選手。「最近は自分の年齢の人も減ってきた。若い選手すごく強いですけど、僕たち30代が諦めてしまうと日本全体が伸びない。少しでも“壁”になれればいいかなと思って大会に出場したところもある」と、台頭する若手選手や同年代の選手への思いを明かしました。 アジア選手権は、成績次第で世界選手権の切符も手にできる重要な大会。世界選手権にはシングルスで出場となると2012年大会以来、12年ぶりに出場する可能性を残しています。 松平選手は「勢いだけじゃなくてしっかり自分のモノにして、アジアでどれだけ戦えるかやっていきたい」と、意気込みを語りました。