両陛下がまもなく歓迎行事と馬車パレードに 皇后さまはティアラ姿?晩餐会ファッションにも注目
1985年の“案内役”をTV初インタビュー
イギリス留学中の1985年1月、陛下は現地のパブで行われた「新年会」に参加された。 当時、陛下の“案内役”を務めたスー・ハドソンさんが「英語か日本語どっちの方がいいですか?」と聞くと、陛下は「じゃあ日本語にしましょうか」「今日は楽しみにしておりました」と笑顔で返された場面があった。 この会を主催したのは、日本で英語を教えた経験のあるイギリス人らで作る「三浦按針会(あんじんかい)」。 当時、陛下の“案内役”を務めたスーさんが今回、テレビメディアのインタビューに初めて答えた。 「三浦按針会」元会長スー・ハドソンさん: 陛下はとてもとてもとても素敵な青年で、基本的にとてもシャイで礼儀正しくて、パーティーを楽しもうとしていたと思います」 陛下はその後も、夏祭りの盆踊りに飛び入り参加するなど、現地で行われた日本のイベントに積極的に加わり、交流を深められたという。 「三浦按針会」元会長スー・ハドソンさん: 天皇陛下は、(日英)両国を結びつける草の根の努力があることを認めてくださった。 (皇后さまと)思い出の場所を再訪し、楽しんでいただきたい。
1998年のパレードでは抗議活動も
両陛下は日本時間25日夕方、チャールズ国王夫妻とともに馬車のパレードや晩餐会など、国賓としての重要な行事に臨まれる。 国賓としての両陛下のイギリス訪問は、1998年に上皇ご夫妻が訪問されて以来。 当時行われたパレードでは、バッキンガム宮殿に向かう道中、上皇ご夫妻が乗られた馬車の列に背を向ける人々がいた。 太平洋戦争で旧日本軍の捕虜になった人などによる抗議活動だった。 この時から26年が経ち、再び行われる歓迎パレードはどのようなものになるのか。
がん治療中キャサリン妃は欠席か…現地からの最新情報
両陛下はバッキンガム宮殿につながる大通りで馬車に乗ってパレードされる予定で、24日にはそのリハーサルが行われた。パレードのコースでは、馬に乗った近衛兵や、両陛下が乗られる馬車がパレードの流れを確認。予行演習にも関わらず 沿道には多くの人が集まっていた。 青井キャスター: イギリスを訪問中の天皇皇后両陛下はこの後、国賓としての歓迎式典や晩さん会に臨まれます。 一体、どんな晩さん会になるのでしょうか?ロンドンには宮﨑記者がいます。 宮﨑記者: こちらロンドンはまもなく午前9時になるところです。早朝から強い日差しが出ていまして、きょうの日中の最高予想気温は30度。両陛下が到着して以降、ずっと晴天で夏のような陽気が続いていて、地元の方達からは「一年で一番季候の良い時期にいらしていただいて良かった」という声も聞かれました。 この後、両陛下はホテルまで迎えに来たウィリアム王子とともにホースガーズという広場を訪れ国王夫妻と対面し、歓迎式典が行われた後、日の丸とイギリスの国旗が掲げられたザ・マルと呼ばれるこの並木道を馬車でパレードされます。 馬車はこちらにあるバッキンガム宮殿の玄関に到着し、両陛下は国王夫妻とともに宮殿の中で贈り物の交換や、午餐会、そして夜になると国賓としてのメイン行事、晩さん会に臨まれます。 ここでは、国王のスピーチに続き、陛下は英語でおことばを述べられます。 晩さん会に関する情報はまだほとんどイギリス王室から明かされていないのですが、こちらでの報道ですと、王室の方達や首相など大体150人ほどが招待されるそうです。 がんで治療中のキャサリン妃についても今のところ情報はありませんが、晩さんは時間も長いですし負担の大きさを考えると出席しないのではないかと見られます。 席次についてもまだ発表されていませんが、26年前の上皇ご夫妻の訪問の際の晩餐会では、上皇さま・エリザベス女王・フィリップ殿下・美智子さま・当時のチャールズ皇太子、という順でした。イギリス王室の伝統にのっとった晩さん会ですので、同じように陛下、国王、カミラ王妃、皇后さまの順に並ばれるのではないかと思います。 側近によりますと、皇后さまはとても楽しみにされているそうですが、長旅の疲れなどもあり、今日の国賓としての重要行事に向け、イギリス入りしてからはホテルに留まり、体調を調整されています。
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