<眠れる森>“陰のある木村拓哉”の存在感…伏線だらけの名作ミステリーに視聴者沸騰「結末を知っていても見たくなる」
中山美穂&木村拓哉主演ドラマ「眠れる森」(1998年、フジテレビ系)が四半世紀以上の時を経て今、ふたたび熱い注目を集めている。主人公・実那子(中山)の婚約者・輝一郎(仲村トオル)の周辺で嫌がらせが起こり(第3話)、実那子は自分の過去について調べ始め、恐ろしい真実を知る(第4話)――。不穏なムードの序盤で際立つのは、何を考えているのかが読めない直季のミステリアスな存在感だ。(以下、第4話までのネタバレがあります) 【写真】「眠れる森」から26年…今年は“金髪シェフ姿”を披露した木村拓哉 ■“アダルトチルドレン”や“記憶の埋め込み”もテーマに 「眠れる森」は、3カ月後に結婚を控えた実那子が荷物の中から15年前の“ラブレター”を見つけたことをきっかけに、謎めいた事件に巻き込まれていく様を描いたミステリー。差出人不明のその手紙に書かれた「15年前の今日、眠れる森で会いましょう」というメッセージを見て故郷の森へ向かった実那子は、そこで直季と出会う。 FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」にピックアップされ順次無料公開がスタートしたことで、今また注目を集めている同作。脚本は故・野沢尚さんが手掛け、心に深い傷を負った“アダルトチルドレン”や、一家惨殺事件に巻き込まれた実那子に新たな記憶を“埋め込む”という記憶と脳のメカニズムについても描かれている。 ■すべてが伏線…木村拓哉“直季”の意味深なセリフ 付きまとう本当の理由を明かさないまま、実那子との距離を詰めていく直季。第3話では「俺みたいな男が現れるのをずっと実那子は待ってたんだよ」「もっと憎めば?そのうち俺のことどうしようもなく好きになるから」と、まるで実那子の過去から未来までを見通しているようなことを言う。 さらに、続く第4話では、実那子と直季の好きな食べ物が同じことや、どちらも母親が病弱だったことなど奇妙な共通点も明かされる。中山と木村はこの作品が初共演。当時、すさまじい人気を誇った2人が作り出す、惹かれ合っているようにも裏があるようにも見える意味深な関係性に引き込まれる。 さらに第4話では、輝一郎にも 「あんたには、実那子のすべてを引き受けることはできないよ。何も知らないまま、3年ずーっと付き合ってきたんでしょ?めでたい人だよね」と、謎めいた言葉を投げかける。 ■「すべてがわかった瞬間、鳥肌が立った」 ミステリアスな直季に、視聴者からは「木村拓哉の演技はこういうサスペンス作品でこそ光る」「ミステリアスな木村くんがセクシーすぎる!」といった声のほか、結末を知っている視聴者から「改めて見ると、セリフのすべてが伏線」「結末を知っていても見たくなる名作」「当時は最後まで展開が読めず楽しみに見ていたけど、結末を知ってから見ると直季の表情一つ一つに感情が揺さぶられる」「実那子の家族の殺人事件の真相がすべてわかった瞬間、鳥肌が立ったのを覚えてる」といった声も。 第4話は17日(木)まで無料配信中。14日に無料配信を開始した第5話では、実那子の記憶に関する重大な秘密が明かされる。「オープニングの映像に真相が隠されているから、結末を知ってから見ると全然違って見える」「真実を知ってからこのティザー写真を見たら、いろいろなことが暗示されてるのがわかってゾワッとした」と、伏線を散りばめた演出に26年を経て気付いた視聴者からの驚きの声も上がり、ますます注目を集めている。 「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。10月は「眠れる森」のほか、反町隆史と竹野内豊がダブル主演を務めた「ビーチボーイズ」(1997年)、小栗旬主演の“月9”「東京DOGS」(2009年)、 相葉雅紀主演の医療ドラマ「ラストホープ」(2013年)など各年代の人気作がラインナップされている。