富山県の高岡御車山祭の順路チェック 地震受け道路も確認
5月1日の富山県の高岡御車山(みくるまやま)祭に向け、祭りの保存会や架線の管理事業者が4日、山車(やま)が通る順路の電線の高さなどを確認した。能登半島地震を受けて道路状況も調べた。 同会の年番理事や北陸電力社員、NTTフィールドテクノ社員、市職員ら約15人が参加した。順路の点検は毎年行い、例年電線や電話線の高さを中心に確認している。地震を受けて、今回は道路に亀裂や隆起がないかも目視で点検した。 順路のうち、液状化現象の被害があった地域に近い袋町も回り、巡行に問題がないことを確かめた。道幅が狭い場所に障害物が置かれていないかなども調べた。 同会の竹田彰宏会長は「心配していた場所も大丈夫だった。不安なく安全に巡行できそうだ」と話した。