ソフトバンク・近藤健介、右足首ねんざから復帰で果敢にスライディング 「滑った感じは問題ない」【日本S第3戦】
◇29日 SMBC日本シリーズ2024第3戦 ソフトバンク1―4DeNA(みずほペイペイドーム) パ・リーグの首位打者に輝いたソフトバンク・近藤健介外野手が今季の日本シリーズに「5番・指名打者」で初めてスタメン出場し、1回の同点二塁打を含む2安打をマークした。9月に捻挫した右足首の状態が心配されたが、二塁打を放った際は二塁に足から滑り込んで到達し、「滑るか滑らないか迷ったが、滑った感じは問題ない。走っている時は気にならなかった」と元気に話した。 大リーグのワールドシリーズ第2戦ではドジャースの大谷が二盗を仕掛けた際にスライディングで左肩を亜脱臼しただけに、足に爆弾を抱えている状態での走塁にも注目が集まった。 1回は2死一、三塁でDeNAの先発左腕・東の6球目、2球続けて投じられたチェンジアップを左中間に運んだが、「打席の中の対応がよかった。(球の軌道は)見えていました」と振り返った。6回の第3打席では中前打を放ち、8回の第4打席は12球も粘って四球を選んだが、1回以外は得点に貢献することができず、「出ている以上はチームの勝利に貢献したいと考えているので本数よりはいいところで1本」と悔しさもにじませた。 近藤は9月に二盗をした際に右足首をひねって戦列を離脱。実戦復帰したクライマックスシリーズファイナルステージは指名打者で出場した。日本シリーズの第1、2戦は指名打者制ではなかったためベンチスタートとなり、第1戦は代打で申告敬遠。第2戦は出場機会がなかった。
中日スポーツ