札幌市内での投手練習に参加した有原（球団提供）

　◆ソフトバンク投手練習（22日、札幌市内） 　ソフトバンクの有原航平投手（32）が古巣の日本ハムへの雪辱を誓った。23日の同戦（エスコンフィールド北海道）での先発に向け、気合十分で臨む。 ■ムッキムキ栗原がトゥース【写真】 　この日の先発投手練習に参加した有原は「本当に大事な登板になると思う」と繰り返した。チームは20、21日に仙台で楽天に連敗し、優勝マジックを減らせなかった。北海道へ移動して迎える2位日本ハムとの3連戦の初戦を託されただけに、エースの責任感として語った思いだ。 　個人的にも大事な一戦となる。ここまで日本ハム戦は4試合に登板して0勝2敗。パ5球団のうち唯一白星を挙げられずにいる。「責任を感じているというか、僕が投げる試合を勝っていればもうちょっと違うところにいると思う」と反省を口にする。 　3日の対戦（みずほペイペイドーム）では7回6失点（自責5）。万波中正と清宮幸太郎に本塁打を浴びるなど、苦しい投球となった。日本ハム打線は、ソフトバンクに次ぐリーグ2位の81本塁打（21日現在）を放っており、うち17本はソフトバンク戦で記録している。「そういう（ホームランを打つ）バッターの前にランナーをためないように一人一人しっかり切っていけたら」と警戒を強めた。 　前回登板の16日ロッテ戦（同）では今季2度目の完封勝利を挙げ、リーグ単独トップの11勝をマーク。「練習もしっかりできたし、コンディションもいい。とにかく勝てるようにしっかりやりたい」。大事な一戦を前に状態は上向きな有原が「5度目の正直」を見せる。（鬼塚淳乃介） 【#OTTOホークス情報】