木星、火星に「春の大三角形」 年越しの星空模様は?
2014年の初日の出の時刻は、札幌で7時5分、東京で6時50分、大阪で7時5分、那覇で7時16分となっています。初日の出も大イベントですが、その前に初詣の列に並びながら、あるいはふるさとで年越しそばを食べながら星空を見上げてみませんか? これからが見ごろ 冬の星座の基礎知識
2013年から2014年への年越しには、頭のほぼま上に木星が光っています。マイナス3等の明るさと言いますから、金星くらいに明るく見えているはずです。 夜明け前の空では、東の高いところにオレンジ色の「アルクトゥールス」、南側に火星、低いところに黄色っぽい土星があり、三角形を成しているでしょう。
「アルクトゥールス」は、うしかい座の明るい星で「熊の番人」の意味があります。しし座の星「デネボラ」、おとめ座の星「スピカ」と線を結べば、それは「春の大三角形」になります。 なぜ「熊の番人」なのかって? 「アルクトゥールス」が、北斗七星のあるおおぐま座を追いかけるように動くので、この名前の由来になっているそうですよ。 北斗七星といえば、ひしゃくの形をした柄の部分のカーブを伸ばしていくと「アルクトゥールス」に当たり、さらにスピカを通る線(そしてからす座に続く)は、「春の大曲線」と呼ばれています。 馴染みのある北斗七星が見つかれば、「アルクトゥールス」や「春の大三角形」が見つけやすいかもしれませんね。 さらに低い南東の空にはさそり座の赤い色をしたアンタレスなども昇ってくるでしょう。 (監修:アストロアーツ)