札幌市中央区の住宅街でシカの目撃情報が相次ぎました。 けが人はいませんでしたが、およそ４時間にわたり住宅街に居座り続け、一時騒然としました。 （山本記者）「札幌市中央区の市街地ですが、シカが車道を徘徊しています。市の職員と警察が一体となって警戒を強めています」 午前１０時半すぎ、札幌市中央区南１２条西２１丁目付近で、「シカがウロウロと徘徊している」と目撃した女性から警察に通報がありました。 （山本記者）「民家の庭に入って草を食べています」 シカが住宅の敷地内に入り込み、長時間居座る場面もー 警察などによりますと、住宅街に現れたのは雄の子ジカとみられ、体長はおよそ１メートルだということです。 けが人は確認されていません。 （パトカー）「この付近、シカが徘徊中です。急な飛び出しに十分気を付けて運転するようお願いします」 シカは、およそ４時間にわたり住宅街を徘徊し、午後２時半ごろに中央区南５条西２７丁目付近で山の方に帰っていきました。 （中央区の職員）「若い雄ジカですので、いろいろ徘徊して動く傾向にある。そういったシカが市街地に出てきたということになると思います」 区の職員は、シカが住宅街に出た場合は襲い掛かってくることもあるので、刺激したりしないように注意を呼びかけています。