能登半島地震6日目 石川県の死者100人、安否不明211人に
日テレNEWS NNN
能登半島地震の発生から6日目。石川県内で亡くなられた方は100人に、また、安否の分かっていない方は211人となっています。輪島市役所からNNN取材団の濱野純一朗記者が伝えます。 6日午前5時半ごろに起きた最大震度5強の地震では、輪島市で震度4を観測するなど、6日目となる今も大きな地震が続いています。輪島市では県内最多の59人の死亡が確認されています。 こうした中、被災者に向けた支援が急ピッチで進んでいます。輪島市役所にほど近いスーパーマーケットは、4日から営業を再開。5日までは個数制限をしていましたが、6日からは制限をなくし、食料品や水などを販売しています。 訪れた人は、「水が不足していたので助かった」「食器が壊れていたので紙皿が買えて良かった」などと、一様に安堵の表情を浮かべていました。 輪島市では7日以降、雪が降る予報もあります。厳しい寒さが予想される中、店では暖を取るために必要な冬物の衣料品を販売していて、店の関係者は「こんなときでしか小売業は活躍できない。支援がしたい」と話していました。 また、珠洲市のガソリンスタンドでは市内までの大型車両の通行が可能になったため、5日、タンクローリーが燃料を輸送し、一般車両と緊急車両の給油が再開しました。一般車両については2000円分の制限を設け、緊急車両の給油を優先していましたが、6日朝、再び燃料が少なくなり、緊急車両のみとなりました。 ガソリンスタンドの経営者「緊急車両が多いもので、そちらを優先している。一般市民には迷惑をかけているが、これだけは勘弁してと断っている」 地震が発生して初めての3連休。多くの人が移動し、深刻な渋滞が予想されることから、県は緊急車両以外の能登方面への不要不急の移動を控えるよう呼びかけています。 被災地では少しずつ支援の輪が広がる一方で、まだまだ不安な避難生活が続いています。