アーセナル、スミス・ロウをクラブ史上最高額で売却か フラムから約69億円のオファー
昨シーズンの先発は4試合のみ
アーセナルは、MFエミール・スミス・ロウのフラムへの売却が近づいており、この移籍が実現すれば、移籍金額はクラブ史上最高額だという。英『90 MIN』が伝えている。 アカデミー出身のスミス・ロウは、アーセナルの背番号10を背負い、21-22シーズンには公式戦37試合に出場し、11ゴール2アシストをマークしブレイク。当時、今後10年間のアーセナルの絶対的な存在になることは間違いないと思われていた。しかし、翌シーズンに鼠蹊部を痛め手術をし、試合に出場できない期間が長くなり、徐々にチームでの序列を落としていった。アーセナルにイングランド代表MFデクラン・ライスやドイツ代表MFカイ・ハフェルツが加入したこともあり、昨シーズンは公式戦4試合の先発出場に留まった。 そんななか、スミス・ロウ獲得のためフラムが3000万ポンド(約59億円)のオファーを出した。一度、アーセナルは拒否したが、フラムは3500万ポンド(約69億円)のオファーを再度出したようだ。アーセナルがこのオファーに応じるかどうかは、まだ定かではないが、もし実現すれば、同クラブがアレックス・オックスレイド・チェンバレンをリヴァプールに売却した金額に並び、クラブ史上最高額の移籍金額となる。また、先に述べたように、スミス・ロウはアカデミー出身ということで、バランスシート上の純利益に計算され、今夏の補強戦略にも小さくない影響を与えそうだ。 生え抜きで、調子の良い時は人々を魅了するプレイを披露するため、アーセナルファンからは人気の高い選手だが、移籍の時が近づいているかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部