「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
<ベネチア国際映画祭に登場した「6代目ジェームズ・ボンド」ダニエル・クレイグの新たなヘアスタイルが話題になっている。レッドカーペットでは、妻レイチェルと手をつないで歩いてキスまで披露した>
2006年公開の映画『007 カジノ・ロワイヤル』から6代目ジェームズ・ボンドを演じてきたダニエル・クレイグが、イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で髪を伸ばした新ヘアスタイルを披露して「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」と話題を呼んでいる。【千歳香奈子】 【写真】「ボンドの面影ゼロ」と話題のダニエル・クレイグの新髪型 コンペティション部門に出品されたルカ・ダァダニーノ監督の新作『Queer』のワールドプレミアに出席するため、2011年に結婚した女優レイチェル・ワイズと共にベネチア入りしたダニエルは、トレードマークだったキリっとした印象の短髪からロングヘアにイメチェン。白いTシャツにジーンズ姿で薄っすらと白い髭も生やして現地入りする様子が報じられると、「誰だか分からない」「ダニエルがロン毛?」とファンから驚きの声が上がった。 2021年に公開された『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』までシリーズ初の金髪ボンドを15年間務めたダニエルは、9月3日に行われた上映会ではオールホワイトのスーツにサングラス、銀髪が混ざった明るいブルネットの長髪を横分けにし、前髪を額になびかせる「脱ボンド」ルックを披露。滅多に公の場でツーショットを見せないレイチェルと手をつないでレッドカーペットを歩き、キスまで披露する仲睦まじさで、ひときわ注目を集めた。 <髪を伸ばした理由は?> 1960年代から続く『007』史上最高のジェームズ・ボンドと評されたクレイグだけに、引退から3年が経った今も爽やかな短髪のボンドイメージを抱いているファンは多く、かけ離れた姿に「誰?」「ポール・マッカートニーみたい」「クリス・パインのコスプレのよう」「美しく年齢を重ねている」「すてき」「この髪型大好き」「新ジェームズ・ボンド?」などさまざまなリアクションが寄せられている。 ダニエルがイメージを払拭して髪を伸ばしたのは、2025年公開予定の映画『ナイブズ・アウト』シリーズ第3弾『Wake Up Dead Man: A Knives Out Mystery』の役作りのためだと言われている。 撮影終了後も長髪をキープしているダニエルは、7月下旬にはスペインのラグジュアリーブランド「ロエベ」の2024秋冬コレクションのキャンペーンに登場し、ロングヘアをお披露目している。この時も、ネットではハートマークと共に「ダニエルになんてことしたの」「衣装も髪も最低」「ミスキャスト」など否定的なコメントも寄せられ、誰だか分からないと賛否を呼んでいた。 新ヘアで新境地を開拓したダニエルは、『Queer』ではメキシコを舞台に現地で出会った若くて美しい青年に溺れていく同性愛者で麻薬依存症の米国人男性を演じ、役者として高評価を得ている。上映会では、9分間に及ぶスタンディングオベーションが沸き起こり、感極まった様子も見せていた。 ボンドから解放されたクレイグが、次はどんな顔を見せてくれるのか注目が集まっている。
千歳香奈子