【プレビュー】昨季王者vs一昨季王者。制するのは、新加入の宮代大聖が好調の神戸か、アンデルソン・ロペス擁する横浜FMか|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月6日と7日に第7節を開催。ノエビアスタジアムではヴィッセル神戸と横浜F・マリノスが激突する。 ●【動画】ヴィッセル神戸 扇原貴宏インタビュー|明治安田J1第7節「神戸×横浜FM」
昨季の王者と一昨季の王者が今季初めて激突する。現在4試合負けなしと上り調子のヴィッセル神戸が、5試合を終え2勝1分け2敗とまだ波に乗り切れていない横浜F・マリノスをホームで迎え撃つ。3連戦の3試合目を制し、いい形で締めくくりたい。 連覇を目指すディフェンディングチャンピオンが盤石の強さを見せつけ始めている。4日前の前節・サガン鳥栖戦こそスコアレスドローに終わったが、前々節・北海道コンサドーレ札幌戦は6ゴールを奪って大勝。宮代大聖と武藤嘉紀が2ゴールずつを挙げ、エースの大迫勇也も1ゴールをマーク。攻守ががっちりとかみ合った90分だった。 現在、首位の町田ゼルビアとは勝点2差であり、1週間空いた次節に直接対決を控えていることを考えれば、最低でも現在のポイント差をキープしておきたいところである。その意味でも今節は勝点3が必須。ホームゲームとなれば、なおさら負けられない一戦となる。 今季からチームに加わり、第3節・FC東京戦からスタメンに定着した宮代は、完全にチームにフィットしており、ここまでチーム最多の3ゴール。大迫と武藤の二枚看板とともに攻撃をけん引している。連戦中もフル稼働しており、コンディション面は気になるが、10番と11番に警戒とマークが集まれば、9番にとってそれは好都合。今節も宮代に集まる期待は大きい。 対して、王者奪還を目指す横浜FMは現在14位に位置。芳しいスタートを切れたとは言い難い。まだ開幕から約1カ月、5試合を終えただけとはいえ、これ以上、上位陣との差は広げられたくないのが本音だろう。 前々節・名古屋グランパス戦を落とし、前節・川崎フロンターレ戦をスコアレスドローで終えたため2試合勝ち星から遠ざかっている。その意味でも3連戦のラストゲームは是が非でも勝点3が欲しいところ。この大一番を制し、流れを変えたい。 そのためにはやはりゴールが必要であり、エースの仕事に期待がかかる。すでに3ゴールを挙げているアンデルソン・ロペスは今季も得点源として機能しており、事実、ここまで挙げた2勝は10番のゴールが勝利につながっている。 開幕からフルタイム出場を続けているアンデルソン・ロペスが仕事をすれば、勝点3はグッと近づくだろう。