せせらぎと深緑を満喫 三島の街中に川床登場、9月末まで 新たなにぎわい拠点に
三島市の白滝公園沿いを流れる桜川に1日、川床が登場した。水と緑に恵まれた三島ならではの空間を存分に体感できる新たなにぎわい拠点として、三島商工会議所が設置し、9月末まで常設する。マルシェやコンサートなどの貸し切りイベントや、市民の憩いの場として活用してもらう。 川のせせらぎと深緑の木々に囲まれた川床は幅10・8メートル、奥行き4・5メートル。1日(午前10時~午後9時)当たり5千円で希望者に貸し出す。既に音楽会やテントサウナ、マルシェなどの活用が決まっている。イベントがない日の日中(午前10時~午後5時)は一般開放し、公園内で水遊びする家族連れの休憩場所などとしての活用を見込む。 三島商議所は2019年に初めて川床を設け、市内飲食店の弁当を食べるイベントを期間限定で開催。その後も観光振興イベントや音楽会の際に設置したが、3カ月間の長期にわたる常設は初めて。公園や桜川を管理する市は増水した際に流される危険性や環境への影響から常設に懸念を示したが、商議所との協議を経て、構造上の安全性や緊急時の連絡体制を整備するなど対策を講じることで実施に至った。 商議所の担当者は「いろいろな人に活用してもらい、三島ならではの魅力を感じてほしい」と話す。
静岡新聞社