【続報】弁護側…修被告の証人尋問で“瑠奈被告との英語のやり取り”提出 母・浩子被告の裁判で
【2回目】7月1日…修被告が出廷
検察側は瑠奈被告の手帳を証拠として提出し、瑠奈被告が被害男性について「間違ったやつに連れて行かれた」「自分で始末する」などと記載していたことを明らかにした。 修被告は証人として出廷し、事件当時の状況を証言した。
<父親・修被告の証人尋問>(やりとりを一部抜粋) ▼瑠奈被告に殺害の意思はあったと思うか。 ありません。 ▼いつ頭部があることを知ったか。 7月2日未明、すすきのから家に着いた時に、瑠奈被告が「首拾った」と言って、初めて知った。 ▼夫婦の仲は? 私は浩子被告のことを信頼し尊敬している。 ▼頭部を置いていいと言ったことはあるか。 ありません。 ▼頭部を切断したと具体的に聞いたことはあるか。 ありません。 ▼なぜ通報しなかったか。 現場まで自家用車で行っているので、すぐに娘が逮捕されると思った。私の手で警察に突き出すのは娘を裏切ることになる。娘が抱えていることを受け止めきれず、裏切る行為になると思った。 娘がもっと壊れてしまう、追い詰めたくなかった。 ▼いつ警察の捜査の手が及んでいると感じたか。 浩子被告との会話で、「私服警察に尾行されている」「ゴミステーションから私たちのごみを持って行っている」などと話した。 ▼瑠奈被告が頭部を損壊しようとしていることは、いつ知ったか。 カメラを持って、浴室に入った時 ▼直前まで何を撮ってほしいか、わからなかったか。 何をするか、具体的に言われていない
▼瑠奈被告は被害者を殺害したと言ったか。 言っていないです。 ▼動機について、なぜ瑠奈被告に尋ねなかったか。 本人から何も言わないことに対して、こちらから尋ねるのはもとより頭にありません。 ▼両親は瑠奈被告の奴隷のような立場だと、検察が主張していることについて 娘の心がこれ以上、壊れないようにするにはどう接していくのか考えて行動している。無理強いされたり、支配されているということはない。 ▼両親が娘を甘やかして好き勝手させていたという主張について 妄想が出るまでは、それなりにしつけをしてきたつもり。本人の精神状態から追い詰められると、取り返しのつかないことになるので言えなかった。 ▼瑠奈被告が言うことを断ることもあったのか。 娘が「生きているのがつらい、首を絞めて殺してくれ」と言われ取り乱し半泣きだった。私は「できません」と答えた。 ▼どんな時に瑠奈被告の言うことを断るのか。 できないこと、してはいけないこと、命とかかわること、犯罪になることは断る。