岸田総理がアメリカでトヨタとホンダの現地工場視察
アメリカを訪問中の岸田総理大臣は12日、南部ノースカロライナ州で、トヨタ自動車が建設中の車載用電池の工場を視察しました。この工場は、EV=電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載する電池の生産拠点で、来年の本格稼働を予定しています。 この工場に関連する累計投資額は約139億ドル=日本円で約2兆1000億円で、現地で5000人以上の雇用を生み出す見通しです。 岸田総理はこのあと、ホンダの小型ビジネスジェット「ホンダジェット」の工場を訪れ、現地の担当者らから、開発や製造の工程などについて説明を受けました。 視察に先立って、岸田総理は「日本は、アメリカに対する世界最大の投資国で、大きな雇用を生み出し、地域社会の発展にも貢献している」と述べました。その上で、「日米関係が世界経済をけん引していく上で、双方の投資の促進が大変重要で、日本企業がいかにアメリカ経済に貢献しているのかを自ら確認するとともに発信する機会にしたい」と強調しました。