「タンス貯金」はなぜバレるの? いくらまでなら違法にならない?
タンス預金が「違法にならない金額」はいくら?
タンス預金は、その行為自体は違法ではないため、きちんと申告していれば何の問題もありません。そのため、金額にも基準はありません。問題は、そのタンス預金が何らかの税金の課税対象になるのに申告しなかった場合です。 例えば、相続税の場合「相続人が取得した財産のそれぞれの課税価格の合計額」が、「遺産に係る基礎控除額」を超える場合に申告する必要があります。
タンス預金の納税は免れるものではない
タンス預金が課税対象になるのに申告しなかった場合、税務調査の対象になる可能性が高いです。調査の結果、申告漏れが確定した場合には、故意か過失かに関係なく罰則が科されるため、注意が必要です。 なお、本記事では相続税を例に解説しましたが、それ以外の税金でも、タンス預金を無申告のままにしていると、税務調査の対象になる可能性があります。いずれにしても、税務署の調査は入念に行われるため、タンス預金の納税を免れることは不可能と考えておきましょう。 出典 e-Gov 国税通則法 第74条第3項 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部