英語教えて、踊り教わり…米陸軍が市民と文化交流「日米共同演習への協力に感謝」 奄美市
日米共同統合演習(キーン・ソード)に参加した米陸軍約20人が3日、陸自奄美駐屯地がある奄美市名瀬で住民と交流した。英会話教室や島唄を通し、互いの文化への理解を深めた。 【写真】〈関連〉六調で盛り上がる米兵と住民ら=3日、奄美市名瀬
米軍から「訓練で世話になった地域に恩返しをしたい」と申し出があり、昨年に続き2回目。交流会を前に、大熊町の海岸や漁港を陸自隊員と清掃した。 英会話教室では在日米陸軍のクリス・ネルソンさん(41)が講師になった。小中学生ら約40人が、自己紹介の方法を学び、米兵の名前をカタカナに訳すなどした。陸自隊員らによる島唄では、米兵と住民が一体となって六調を踊った。 米陸軍のクリストファー・ヘンリーさん(22)は「素晴らしい住民に囲まれ快適に過ごせた。また来たい」と話した。同駐屯地司令の長谷川健1佐は「交流を続け、日米の連携強化にもつなげたい」と述べた。 キーン・ソードは10月23日~11月1日、全国各地であり、過去最大の4万5000人が参加。奄美大島では対艦戦闘訓練などがあった。
南日本新聞 | 鹿児島