【年始特集】新年を彩る晴れ着姿の美少女たちを紹介! 「2025年美少女フィギュア特選 年始編」
新年あけましておめでとうございます。年が明け2025年がスタートしました。本年もHOBBY Watchをよろしくお願いいたします。 【この記事に関する別の画像を見る】 昨年2024年の美少女フィギュア業界では、原材料や人件費の高騰により全体的に価格が高くなる傾向にあったが、それに負けず多数のメーカーから様々な作品のキャラクターたちが立体化され、まだまだ元気を見せるジャンルではないだろうか。 今年2025年も既に発売を予定しているもの、新たに放送が開始されるアニメ作品などから、どのようなキャラクターが立体化するのか、期待に心が躍る1年なることを願う。 HOBBY Watchでは、昨年末「年末特集」と題し様々なジャンルで特集を公開してきたが、新年も同様に「年始特集」と題し、今後に期待したい様々なジャンルの特集をお届けする。 本稿では年始特集の1本目として、晴れ着姿が似合う美少女フィギュアたちを厳選して紹介する。なお今回紹介するフィギュアは2025年に発売予定の商品から、過去に発売された商品までを紹介するため、既に販売終了している場合がある。 ■ 「錦木千束 晴れ着姿」 ・メーカー:KADOKAWA(KDcolle) ・発売月:2025年2月 ・価格:27,280円 ・スケール:1/7スケール 2025年2月にKADOKAWAのフィギュアブランド「KDcolle」から発売予定のフィギュア「錦木千束 晴れ着姿」。本製品は、オリジナルTVアニメーション「リコリス・リコイル」に登場する主人公の一人「錦木千束」が晴着を纏った姿をフィギュア化したもの。 第10話「Repay evil with evil」より、ミカが千束の成人式のために用意していた振袖を嬉しそうに披露する姿を立体化しており、華やかな着物の柄や髪飾りや帯留めまで細やかに再現しているほか、帯色に合わせて、台座にはリコリスのマークを金色であしらっている。 白色をベースに、緑色の葉やカラフルに彩られた花が描かれた華やかな晴着を表現しており、いつも元気いっぱいな千束の笑顔を感じられる表情となっている。晴着の帯は金色で高級感を感じさせるほか、模様も細やかに描かれており、普段とは違う上品な彼女を感じさせるフィギュアに仕上がっている。 ■ 「吉徳×F:NEX 鹿目まどか / 暁美ほむら -日本人形-」 ・メーカー:フリュー(F:NEX) ・発売月:2025年12月 ・価格 単体:各198,000円 セット:396,000円 ・スケール:1/4スケール 2025年12月にフリューから発売予定のフィギュア「吉徳×F:NEX 鹿目まどか -日本人形-」と「吉徳×F:NEX 暁美ほむら -日本人形-」。本製品は、映画「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」に登場する「鹿目まどか」と「暁美ほむら」を1/4スケールでフィギュア化したもの。 衣装原型は、人形作家「宇山あゆみ」氏により制作され、魔法少女に変身した時の面影を残したかのような、和洋折衷スタイルでの着物を着こなしている。襦袢に代えてブラウスとロングスカートによるコーディネートをイメージし、襟元と裾にレースをふんだんに使うことで表現しており、華やかな金襴の帯とパールのような飾りを配した上品な帯留めは、華やかながらも落ち着きのある、美しい装いに仕上がっている。 フリューの高級ホビーブランド「F:NEX」と日本人形の老舗「吉徳」とのコラボレーションとして誕生した本製品。日本人形の衣装をフィギュアに着せており、日本人形の華やかな衣装とアニメキャラクターを見事に調和させたフィギュアとなっている。 日本人形で表現される衣装の華やかさや高級感はもちろんのこと、まどかとほむらのイメージにぴったりなピンクと紫の衣装で表現され、どちらも床の間などで飾っておきたいほどのクオリティで立体化されている。 唯一の欠点としてはフィギュア単価が1体あたり198,000円と、通常のフィギュアの約10倍もする価格になっていることがハードルとなるが、それだけに納得がいく仕上がりとなっている。 なお本製品は既に受注期間が終了してしまっており、現在予約をすることはできないが、今後蔵出し販売や再販などが行なわれる可能性は残っているので、再開された際には購入を検討してみてはいかがだろうか。 ■ 「吉徳×F:NEX ホロ -日本人形-」 ・メーカー:フリュー(F:NEX) ・発売月:2025年4月 ・価格:198,000円 ・スケール:1/4スケール 2025年4月にフリューから発売予定のフィギュア「吉徳×F:NEX ホロ -日本人形-」。本製品は、アニメ「狼と香辛料」に登場する「ホロ」が晴着のような衣装で1/4スケールフィギュア化したもの。 麦を持ち微笑む姿は、優雅で美しさが感じられる仕上がりとなっており、存在感のある尻尾、風になびく髪、彩り鮮やかな花飾りは細やかな造形まで丁寧に作り上げている。 衣装原型は、節句人形工芸士「平安寿峰」氏により制作され、尻尾の流れるような形状に合わせるほか、裾回しに日本舞踊の動きを取り入れることで、細身で長身のホロに合わせた美しい着物の着こなしを表現。しなやかなに舞う瞬間を切り取ったかのような姿は、ホロの軽やかな身のこなしや飄々とした佇まい、生来の気品を感じさせる。 引き続き「F:NEX」と「吉徳」がコラボレーションしたフィギュアで、日本人形で培われた衣装に、フィギュアの造形がマッチした商品となっている。 ホロの衣装は紫を基調に、様々な花が多く描かれたものとなっており、華やかさはもちろんのこと、優雅に稲穂を持つ姿は美しさも感じさせる。 なお本製品も価格が198,000円と非常に高額となっているので、なかなか手を出しにくいフィギュアとなっているが、キャラクターが好きな場合にはお勧めしたい出来栄えなため、購入を検討してみてはいかがだろうか。 ■ 「吉徳×デザインココ ホロライブ 兎田ぺこら -#全人類兎化計画- 日本人形」 ・メーカー:デザインココ ・発売月:2023年12月 ・価格:198,000円 ・スケール:1/4スケール 2023年12月にデザインココから発売されたのフィギュア「吉徳×デザインココ ホロライブ 兎田ぺこら -#全人類兎化計画- 日本人形」。本製品は、カバーが運営するVTuberグループ「ホロライブプロダクション」に所属する兎田ぺこらさんを1/4スケールでフィギュア化したもの。 ひらりと羽のように舞う片袖脱ぎが軽やかでしなやかな所作。ブルーとピンクの鮮やかな着物に身を包み、美しい伝統模様には随所に金彩が施され豪華さを引き立てているほか、ぺこもんをモチーフにデザインされた扇子や下駄、髪飾りなどの和小物も丁寧に製作されている。 2023年の兎年に行なわれた「全人類兎化計画」プロジェクトの1つとして、日本人形の老舗「吉徳」とフィギュアメーカー「デザインココ」のコラボレーションで誕生した本製品。少し着物を着崩している姿はぺこらさんらしさを感じさせるほか、胸元にはさらしを巻いているという芸の細かさも感じさせる。 着物は青とピンクを基調に、様々な花が表現され高級感のある仕上がりとなっているほか、肩にそっと寄り添う「どんちゃん」もふわふわな毛並みを意識し、丁寧に製作されている。 ■ 「初音ミク -和バニー-」 ・メーカー:フリュー ・発売月:2025年9月 ・価格:22,000円 ・スケール:1/7スケール 2025年9月にフリューから発売予定のフィギュア「初音ミク -和バニー-」。本製品は、着物をまとったバニー姿の「初音ミク」を1/7スケールでフィギュア化したもの。 フィギュア化のためにイラストレーターのトマリ氏によって描かれた可愛い和バニー姿の初音ミクをモチーフに立体化。「F:NEX」オリジナルデザインの和バニー衣装となっており、ボリュームのある振り袖は、リアルなシワは造形で表現し、柄は華やかで可愛い仕上がりとなっている。 リボンや帯の細やかな柄は造形で表現。その上からパール塗装を行うことで上品で高級感のある仕様を表現しているほか、初音ミクをイメージしたカラーリングもネイルや髪留め、スカート、パンプスに盛り込んでいる。 晴着のような華やかな初音ミクのフィギュアで、オリジナルデザインンの衣装は、着物と違いミニスカートを組み合わせる独特な衣装構成となっている。 着物は初音ミクのイメージカラーである青を基調として、白や赤、紫などの様々な色の花が描かれた華やかなものとなっているほか、裾の部分はフリルが付いており、可愛らしい衣装となっている。 バニー要素も豊富で、頭部に付けたうさ耳のほか、帯の部分にもうさぎマークや、ハイヒールにもうさ耳やしっぽなど、うさぎを表現した細やかさも兼ね備えている。 今回の「2025年美少女フィギュア特選 年始編」はいかがだったろうか。日本人形の老舗「吉徳」がフィギュアメーカーとコラボして、高額ながらもハイクオリティなフィギュアが色々と登場する予定となっており、様々な価格・クオリティでの美少女フィギュアが今後も登場することに、期待に胸が膨らむばかりである。 2025年も様々なゲーム・アニメ作品からフィギュア化が予定されており、筆者が好きな「ライザのアトリエ」からも新たな水着ライザがフィギュア化を予定しているほか、「ToHeart2」の20周年を記念して「向坂環」が再びスケールフィギュア化を予定しているなど、昔のアニメ・ゲームを知る人も心踊るような情報が満載となっている。 材料費・人件費が増す関係で、フィギュアの単価が上昇するなど不安要素がある一方で、昔から最新までの様々な美少女が立体化していく美少女フィギュア業界。 今後も多彩な作品、衣装、スケールで登場してくるので、新たな情報に目が離せない本業界に今年も注目していきたい。 (C)Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11 (C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project Rebellion (C)2024 支倉凍砂・KADOKAWA/ローエン商業組合 (C)2016 COVER Corp. Art by トマリ (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
HOBBY Watch,西脇健史