パソコンに突然警告音と国際電話番号…片言の日本語の男が出て…1000万だまし取られる 被害者は北海道の男性
北海道・空知の滝川警察署はきょう(2024年11月21日)、空知振興局管内に住む男性(50代)が1000万円をだまし取られる電子計算機使用詐欺事件が発生したと発表しました。 2024年9月19日、男性がパソコンでインターネットを閲覧中、突然警告音とともに「あなたのパソコンはトロイの木馬に感染しています」という音声アナウンスが流れ、画面上にはマイクロソフト社のものだとする国際電話番号が表示されました。 男性が電話をかけたところ、片言の日本語を話す男から、ウイルスを除去してパソコンが正常な動作をしているか確認する名目で、遠隔操作ソフトをインストールするよう指示されました。 男性は指示に従って操作したところ、パソコンが遠隔操作可能な状態となり、ネットバンキングサイトにアクセスされ、男が利用する口座に1000万円が送金されました。 犯行の最中、パソコンの画面には中東系の男の画像が表示され、マウスの動きは男性に見えなくなっていました。 電話でネットバンキングのIDやパスワードを伝えてしまった男性が通話後に不安になり、自身の口座を確認したところ、送金の履歴が見つかったため警察に相談し、事件が発覚しました。 警察は、パソコン上にウイルス感染などの警告画面が表示されてもすぐにかけず、警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼びかけています。