杉浦悠太が逃げ切りで史上7人目のアマV 中島啓太と蝉川泰果が2位 松山英樹は10位
<ダンロップフェニックス 最終日◇19日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7042ヤード・パー71> 石川遼が教えてくれた 距離のあるバンカーは「ボールをクリーンに打つ」【動画】 国内男子ツアーの最終ラウンドが行われ、単独首位から出たアマチュアの杉浦悠太(日大4年)が、4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「71」で回り、トータル12アンダーで逃げ切り優勝。ツアー史上7人目のアマチュア優勝を遂げた。 今年で50回目を迎えた今大会は、これまでタイガー・ウッズやセベ・バレステロスら多くの世界のトップ選手が招待選手として出場。歴代優勝者は招待選手が多く、かつては日本人選手が勝つことも難しいといわれた大会で初めてアマチュア選手が頂点に立った。今年は2021年マスターズ覇者の松山英樹をはじめ、メジャー5勝のブルックス・ケプカ(米国)、今年の「全米オープン覇者」のウィンダム・クラーク(米国)ら招待選手が出場。杉浦は2日目に首位に立つと最後までその場をゆずらなかった。 3打差の2位タイに入ったのは、この日のベストスコアタイとなる「66」をマークした蝉川泰果と賞金ランキング1位の中島啓太。5打差の4位タイには幡地隆寛、宮里優作、ブラッド・ケネディ(豪州)の3人。 松山は「71」と伸ばせず、トータル5アンダー。比嘉一貴、稲森佑貴、木下稜介と並んで首位と7打差の10位タイで4日間を終えた。 海外勢の選手としては、ケプカがトータル3アンダー・15位タイ、サヒス・ティーガラがトータルイーブンパーの31位タイ、クラークはトータル1オーバー・37位タイ。 賞金ランキング2位の金谷拓実は、トータル1オーバー・37位タイ。優勝した杉浦がアマチュアのため2位タイの中島は3000万円を上澄み。1位の中島は1億6288万円余りで、2位の金谷は1億2254万円余りとの差は約4033万円差に開いた。のこり2戦、中島のキング初戴冠が有利な展開になっている。 【国内男子ツアー歴代アマチュア優勝】 倉本昌弘:1980年「中四国オープン」 石川遼:2007年「マンシングウェアオープンKSBカップ」 松山英樹:2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」 金谷拓実:2019年「三井住友VISA太平洋マスターズ」 中島啓太:2021年「パナソニックオープン」 蝉川泰果:2022年「パナソニックオープン」、「日本オープン」 杉浦悠太:2023年「ダンロップフェニックス」 【上位選手の成績】 優勝/-12/@杉浦悠太 2位タイ/-9/蝉川泰果、中島啓太 4位タイ/-7/幡地隆寛、宮里優作、ブラッド・ケネディ 7位タイ/-6/吉田泰基、細野勇策、平田憲聖 10位タイ/-5/木下稜介、稲森佑貴、比嘉一貴、松山英樹
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