<一貫の春>センバツ・広島新庄 選手紹介/12 神尾遼寿選手(2年) 勝負強さが持ち味 /広島
◇神尾遼寿(かみお・りょうじゅ)選手 阪神ファンの祖父の影響で、プロ野球をテレビ観戦するうち野球が好きに。中学3年まで野球の傍らで続けた柔道で、「強い肩としっかりした軸」を培った。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 打撃への自己評価は守備に比べて控め。「打てない」という先入観が背景にあるというが、8試合出場した2019年秋の大会は、14打数で長打5本を含む8安打。チーム2位タイの12打点を挙げ、持ち前の勝負強さを発揮した。 16年夏の甲子園では、チームが掲げる「つなぐ野球」を実践した広島新庄のプレーに魅了され、進学を決意した。センバツに向け、「自分にできることをこなしチームの勝利に貢献したい」と意気込む。 好物はカツ丼。中学時代には、試合当日に母が勝利祈願で「チキンカツ」を手作りしてくれた。将来の夢は具体化はしていないが、「人の役に立てることを仕事にする」ことが目標だ。奈良県生駒市立生駒中出身。【手呂内朱梨】