渋滞緩和へ…TSMC進出の町で役場職員の時差出勤始まる
熊本朝日放送
半導体関連企業の進出などに伴う交通渋滞の緩和に向け、熊本県菊陽町が職員の時差出勤を試験的に始めました。 菊陽町の職員は、通常午前8時半までに出勤しますが― 佐藤由季アナウンサー 「午前9時を過ぎましたが、職員の方が出勤する様子が見られます」 学校勤務の職員などを除く248人を対象に、11日から今年度末まで、午前7時半または9時半に出勤することも認めます。 職員(7時半に出勤) 「信号待ちが、だいたい一カ所の信号に2~3回引っ掛かったりするのが、きょうは一回で済んだりとか、渋滞に巻き込まれずに通勤できたのは大きいのかな」 職員(9時半に出勤) 「時間が違うと、通勤時間が短くなります。企業の皆さんも取り組まれているので、我々も積極的にやっていくべきかと思います」 町によると、職員の半数以上が町外に住んでいて、9割が車で通勤しています。 対象の職員の3割の参加が目標で、初日の11日朝は8%ほどの職員が時差出勤しました。 総務部総務課長 「(渋滞)緩和の対策の一つを一番の目的とはしております。それに合わせて職員の職場環境の改善にもつながればと思い、スタートをしたところです」 職員へのアンケートで効果を検証し、来年度の本格導入を検討するということです。