乗馬やホーストレッキングで自然満喫 地域振興へ施設開園、福島・浪江
一般社団法人SOMA(浪江町)は15日、福島県浪江町室原地区に乗馬やホーストレッキングなどを楽しむことができる「ノーマ・ホースヴィレッジ」を開園した。馬と人が触れ合う多様な体験メニューを設けることで、インバウンド(訪日客)を視野に入れた同町の観光振興や交流人口の拡大につなげる。 同法人は、相馬家34代当主の相馬行胤(みちたね)さんと同町在住で元外交官の高橋大就さんが共同代表を務め、室原地区を拠点に活動を続けてきた。 今回完成した施設ではサラブレッドなど馬8頭を飼育し、同地区の里山の自然の中で乗馬体験や馬の扱い方を学ぶ講習、ホースセラピーなどに対応する。開会式では、相馬さんが「浪江に興味を持った人の縁を広げていきたい」とあいさつし、吉田栄光町長が地域再生への期待感を示した。 オープンを記念したホーストレッキング体験のデモンストレーションや施設見学も行われ、関係者が施設を活用したにぎわい創出の第一歩を祝った。 乗馬体験などのメニューや料金などの詳細、申し込みは同法人ホームページ(HP)から。同法人が運営するコミュニティー「驫(ノーマ)の谷」のメンバーは割引となる。
福島民友新聞