浦和MF柴戸海が町田へのレンタルから復帰「期限付き移籍は苦悩の選択でした。なぜなら…」
浦和レッズは28日、MF柴戸海(29)がFC町田ゼルビアへの期限付き移籍から復帰することを発表した。 【写真】電撃引退した“理不尽”FWの古巣訪問に反響「電撃復帰?」「浦和を救って」 柴戸は町田へ今季レンタル加入し、J1リーグ戦22試合で1ゴールを記録。また、ルヴァンカップ3試合に出場した。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント ●MF柴戸海 (しばと・かい) ■生年月日 1995年11月24日(29歳) ■出身地 神奈川県 ■身長/体重 180cm/70kg ■経歴 いぶき野FCヘリオス-町田JFC-市立船橋高-明治大-浦和-町田 ■出場歴 J1リーグ:138試合6得点 カップ戦:26試合 天皇杯:14試合 ACL:18試合 ■コメント ▽浦和 「ファン・サポーターのみなさまへ 再び浦和レッズのユニフォームを着てプレーできる機会をいただき、感謝します。 1年前、出場機会を求めてFC町田ゼルビアへの期限付き移籍を決断しました。 この期限付き移籍は、苦悩の選択でした。 なぜなら、22番の背番号に変更し覚悟を持って闘うと決めた自分、認めてくれたクラブ、期待してくれたファン・サポーター、そして阿部勇樹さんを裏切ることになってしまうのではないかと考えていたからです。 でもそんなときに、阿部さんから背番号をいただいたときにかけてもらった『海らしく頑張れ』という言葉を思い出しました。その言葉のおかげで心が軽くなったのを今でも覚えています。 またこの背番号を付けて浦和レッズの選手として闘い、チームの勝利により貢献していくためには、何をすべきなのかを考え続けていました。1年間、外の世界へ出て得てきたものは大きいと思います。 来シーズンは、22番に変更したとき以上の覚悟を持って闘いたいと思います。 まずは怪我をしっかり治して、1日でも早く埼玉スタジアムで再会できるのを楽しみにしています。 よろしくお願いします! 柴戸 海」 ▽町田 「今シーズン、FC町田ゼルビアの一員として皆さまと共に戦えたことを嬉しく思います。また、私のサッカー人生の中でかけがえのない時間になりました。 シーズン途中に怪我をしてしまい、最後までチームに貢献できず申し訳ありません。J1初挑戦で不安や期待が入り混じった中で、チームとしても個人としても大きく成長できた1年間だったと思います。結果は3位とACL出場権の獲得という当初の目標は達成できましたが、途中まで首位であったこと、最後の最後まで優勝の可能性があったことを考えれば、悔やまれる結果になったと思います。それでもクラブ、ファン・サポーターの皆さまが一丸となって戦い得たこの結果は誇れるものだと思います。 来シーズンは対戦相手として戦うことになりますが、再会できるのを楽しみにしています。来シーズンもJリーグを盛り上げていきましょう。 1年間ありがとうございました。」