タイタニック号、手すり一部崩落 映画の名場面に登場、調査で判明
【ロンドン共同】1912年に大西洋で沈没し、海底に眠る英豪華客船タイタニック号の船首にある手すりの一部が腐食により崩落していることが2日、最新の調査で明らかになった。手すりは97年の大ヒット映画「タイタニック」で、主人公が船首甲板で両手を広げる名場面に登場する。 今年7月に「RMSタイタニック社」が実施した調査では、左舷側の船首の手すりが海底に落下するなど、船体の腐食がゆっくりと進んでいることが確認された。2022年の調査では、手すりは残っていたという。 タイタニック号は英南部から米ニューヨークに向かう初航海の途中に氷山に衝突して沈没。乗客乗員約1500人が命を落とした。