子どもを言い訳に使っていないか…メンタルコーチが「仕事か、子育てかの二者択一は古すぎる」というワケ
■スマホを取り出して「いつにする?」と聞く 初級 その場でスケジュールを相談する まずは手帳やスマホを取り出して、カレンダーやスケジュールアプリを開きます。それを見ながら「いつにする?」「どのお店に行く?」などと相手に尋ねましょう。 中級 日程と場所を決める 相手と話をしながら、具体的な日程や場所を決めます。日程や場所が決まれば、8割方、ランチは実現したも同然です。 上級 即座にお店に予約を入れる ここですぐにお店に予約をしてしまえば、万全です。セッティングは完了しました。 スマホを取り出して「いつにする?」と聞いたら、相手が困った様子を見せたり、やんわり断られてしまったり、ということもあると思います。 それはそれでOKです。相手は、会話を盛り上げるために話を合わせていただけかもしれませんし、相手にも都合がありますから、断られても何ら問題ありません。 大事なのは、あくまでも自分の行動です。スマホを取り出して「いつにする?」と聞けただけでも、立派な行動力です。行動できた自分を認め、肯定しましょう。 私の場合、コーチングを継続的に行っているクライアントに対して、コーチングを始める前に「次はいつにしますか?」「次回の日程を決めておきましょうか?」と、確認しています。 うっかり次の日程を確認し忘れて、次回までの期間が開いてしまうと、クライアントのモチベーションが停滞してしまうおそれがあるからです。 「引っ越ししたいと思ったら、まずネットで物件を検索してみる」 「英語を勉強したいと思ったら、書店でテキストを探してみる」 とにかく、今日からできることを考えてやってみる姿勢が肝心です。 ---------- Point 「今度、ランチに行こう」と言われたら、その場で日程を決めてしまおう ---------- ■「二兎を追う者だけが二兎を得る」時代 「仕事を頑張るか、子育てに集中するか」「会社員を続けるか、起業するか」「東京で働くか、地方で働くか」……。 こういった二者択一を前に、どちらを選んだらよいのか迷っている人がいます。 一つの選択肢を選ぶと、もう一つの選択肢はあきらめることになります。あきらめることで失うものを考えると、なかなか決断できなくなります。 結局、悩むだけで手つかずのまま。そんな人が少なくないと思います。 でも、本当にどちらか一つを選ばないといけないのでしょうか。どちらか一つしか選べないというのも、思い込みによるものではないでしょうか? たとえば「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざがあります。私はこの言葉は“昭和アプリ”だと思っています。昭和時代にインストールされた、まるでアップデートされていない発想ということです。 どちらか一つを選ばなければいけないという考え方は、幼少期に刷り込まれた可能性があります。実際、昔は洗濯や掃除、料理などの家事に、今よりもはるかに時間がかかりました。仕事と家庭の両立が難しかったのも事実です。 しかし、今は家電も進化しています。タイマー機能を使えば、ご飯を炊くことができ、洗濯から乾燥だってできます。ロボット掃除機も普及しています。 今や「二兎を追う者だけが二兎を得る」時代です。一つだけを選ぶ昭和アプリは、今すぐアンインストールしてください。