市民が望む福島駅前に 東口再開発、市のまちづくり検討会で注文 「半端な施設いらない」 規模縮小「やむなし」
「駅前に自転車を置ける場所が減ってから、人通りも寂しくなった気がする」「自転車で行ける場所に子どもが集い、遊べる場が少ない」との指摘もあり、駐輪場の充実を求める委員もいた。 木幡浩市長は「施設をつくって劇的に状況が変わるのでなく、起爆剤のような役目だと思っている。まちに人が集うのが大切だ」と改めて市の姿勢を示した。 ■傍聴満席、関心高く 第2回は28日 8日の福島駅周辺まちづくり検討会には委員11人とオブザーバーらが出席。傍聴は用意した座席が満杯となる約50人が集まり、関心の高さを示した。市は今後も市民との議論の場を複数回設ける。第2回は28日の予定。17日にはタウンミーティングを開く。 東口の再開発ビルは当初、2026(令和8)年度の開業を目指していたが、工事費高騰の影響で1年程度の延期が発表されていた。さらに計画変更が必要となり、複合棟を設計し直すため、開業が早くても2028年度にずれ込む見通しとなっている。