柴咲コウ、リベンジしたいのは昔の自分「バカって思うことが多い」
俳優の柴咲コウ、西島秀俊、青木崇高、黒沢清監督が20日、都内で開催された映画『蛇の道』完成披露試写会に出席。本作が「徹底的な復讐劇」であることにかけて、リベンジしたいことを問われた柴咲は「昔の自分に対してバカって思うことが多い」と明かした。 【写真】今月末で事務所独立の西島秀俊、発表後初の公の場に登場 本作は、1998年に劇場公開された同タイトルの自作を、黒沢監督がフランスを舞台にセルフリメイク。愛娘を何者かに殺されたジャーナリストのアルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、パリで働く日本人の心療内科医・新島小夜子(柴咲)の協力を得ながら犯人探しに没頭し、事件に絡む元財団関係者たちを拉致監禁して重要な情報を手に入れたところ、恐ろしい真実が立ち上がってくる…という物語を描く。 柴咲は「ちょうど撮影が全て終わって充足感でいっぱいだったのが1年前の今日ということで。そしてその1年後の本日皆様に公開に先立って映画を御覧いただけるというのは、また嬉しく思っております」とコメント。心を病んだ小夜子の患者・吉村を演じた西島や、小夜子の夫・宗一郎役の青木は、クランクイン前から実際にフランスで生活をして役作りしたという柴咲の居様や芝居を絶賛した。 これに柴咲は「人間として素晴らしいんですよ。西島さんも青木さんも。こういうふうに登壇していても思いますけれども。褒められて本当に嬉しいです(笑)。この人間力は見習いたいなあと思いますし、別の現場でもご一緒したりしていますけれども…黒沢監督もそうですけれども、謙虚な方たちで、私はもっとちゃんとしなきゃいけないなと反省します(笑)」と感謝した。 その後、リベンジしたいことを質問された柴咲は「いつも昔の自分に対してバカって思うことが多い」と発言。「過去の自分に対してすごく思うので。それを乗り越えていくしかないんですよね。乗り越えるっていうのは、あのとき失敗したな、しくじったなって思った態度を改めたり、ちょっと大人になっていって作法を学ぶとか。『そういうことの繰り返しなのかな、人生は』という風に思います」と語っていた。 一方の西島は、撮影の都合でスイーツを食べられていないとしたうえで「3ヵ月くらい全然甘いものを食べてなくて。現場で『甘いもの食べないですね』って言われて悔しい思いをしている」と明かして会場を沸かせていた。 映画『蛇の道』は6月14日全国劇場公開。