日本国内でもアメリカ大統領選挙に関心高く…「どちらに決まっても経済を安定させてほしい」
米大統領選には国内でも大きな注目が集まっている。
米テンプル大の分校「テンプル大ジャパンキャンパス」(東京都世田谷区)では6日午前、大統領選のニュース報道を見ながら、大学教授らが選挙の状況などを解説する公開授業が行われ、米国人学生ら約80人が熱心に聞き入った。
ノースカロライナ州出身で同大2年の学生(32)は「トランプ氏が大統領だった時は、世界の秩序は保たれていた。いつも本音で話していて人柄も信用でき、安全保障の観点からも彼に当選してほしい」と話す。
一方、ペンシルベニア州出身で留学中の学生(18)は在外投票でハリス氏に一票を投じた。学生は「トランプ氏は女性の権利を軽視していると思う。女性の権利擁護を掲げ、人権問題を重視するハリス氏を支持している」と述べた。
証券会社が立ち並ぶ東京・日本橋兜町では、通勤中に株価のモニターに足を止める人の姿が見られた。株取引を約15年続ける千葉県我孫子市の会社員男性(54)は「大統領が交代すれば株価が大きく動く可能性もある。選挙戦の先行きは読めないが、どちらに決まっても経済を安定させてほしい」と話した。