【長崎】SNS型投資詐欺やロマンス詐欺、連続強盗等事件が多発…県警にプロジェクトチーム発足
NCC長崎文化放送
全国で急増するSNS型投資・ロマンス詐欺や「闇バイト」などを行う匿名・流動型犯罪グループの対策を強化する県警のプロジェクトチームが発足し、初会合が開かれました。 【写真】SNS型投資詐欺やロマンス詐欺、連続強盗等事件が多発…県警にプロジェクトチーム発足
今月5日に県警本部に発足した「重点治安対策プロジェクトチーム」。 SNSなどを通じて集まった実行犯が相次いで犯罪を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」への対策を強化することが目的です。刑事部、生活安全部、交通部、警備部、地域部の5部門13の課で構成します。初会合には約30人が出席しました。 長崎県警の遠藤顕史本部長は「匿名・流動型犯罪グループは、強盗のみならず、特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺、組織的窃盗、盗品流通事犯、悪質リフォーム事案など、様々な犯罪に関与しております。警察組織が保有する関連情報を部門を超えて集約し、必要な情報共有を図り、かつ全国的な連携が必要不可欠となるものでございます」と述べました。 8月以降、関東地方を中心に、一般住宅に押し入って強盗などを行う、いわゆる「闇バイト」事件が多発していて、県警は「県内でいつ発生してもおかしくない」と危機感を強めています。 また今年、県内のSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の認知件数は先月末時点で合わせて138件。被害総額は8億5000万円を超え(8億5017万6509円)去年の参考値(41件・2億4746万3964円)の約3.5倍と急増しています。 対策チームは今後、犯罪グループの実態の解明を目指し、各部門の情報やノウハウを横断的に共有・連携していきたいとしています。
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