“徳川家康”ニューヨークから帰る 現地から持ち帰った「5つの宝」とは
正しい知識を持つことが、日本文化への貢献につながる
今回の遠征を企画・同行した名古屋おもてなし武将隊事務局の堂原有美さんにも話を聞いた。 ―ニュ-ヨークを訪問先に選んだ理由は。 「サムライ文化を真に求めているのはむしろ外国人なのでは、と捉え、サムライ文化に特に興味を示す欧米諸国、なかでも世界の一大情報発信都市であるニュ-ヨークを訪問先に選びました」。 ―現地で特にPRの成果を感じたエピソードはありますか。 「家康公がニューヨーカーと直接話をし、きちんとした歴史を伝えられたこと。コロンビア大学の剣道部・なぎなた部の学生たちに対して話ができたことは特に印象深く、日本人の精神性などについて興味をもって聞いてもらえたと感じました」。 ―今後の展望を聞かせてください。 「家康公がきちんとした歴史の知識を持っているため、ほんもののサムライだと思われることもあり、ハロウィンパレードでは“あなたたちは仮装ではなくホンモノでしょ?”と言われました。本物の知識をもっているだけで日本文化への貢献になると実感。多くの武将を輩出した街の代表として、名古屋おもてなし武将隊はサムライ文化をはじめとした日本の文化を世界に伝えたり、守っていく存在になれればと思っています」。 日本文化に関心を寄せる外国人へのPRにおいて、名古屋おもてなし武将隊の貢献がさらに期待できそうだ。 (編集プロダクション/エディマート)