38歳で地元に“出戻り”した元TBSアナの私が、実家掃除で捨ててしまい後悔してるモノ
②手放してよかったもの
期限切れの備蓄食料。当たり前だろう! とおっしゃる方も多いかもしれませんが、意外と手放しにくいもの。いざと言うとき、こういうものでも役に立つかも……レトルト品だったら、ある程度賞味期限を無視しても大丈夫かも……なんて気持ちになりがち。 私は今回、床下収納にてウン10年ほど前のレトルトカレーを発見。当初は、いざと言うときのためにと思いなかなか捨てられなかったのですが、実際に自分がそれを食べる場面を想像すると……これは無理だな……と判断。潔く手放し新たなスペースを設けましょう。
③手放して後悔しているもの
専門書の数々。これは本当に後悔。私が大学や大学院の時に論文作成で使用した専門書たち。 もう使うこともないし……論文を書く機会ももうないだろう……なんて、なかばやけになった切ない気持ちで手放してしまったものがありました。実は最近またライター業などで過去の専門書が必要になっている場面に遭遇している私。 読みたいと願っても実は図書館にすら所蔵されていないということが最近多々あるのです。資料によってはデジタル化をしないまま図書館側が廃棄してしまうなんて現状もあり愕然としました。 かつては古書店で数千円で手に入ったようなものも現在は数万円の価値が付いていたり。なんであのとき手放しちゃったんだろう……。 もう使うことは無いだろう。なんていじけた気持ちで手放した自分をビンタしたい。
無理に手放すことはない
皆さんね、自分の気持ちに嘘をついて、自分の気持ちに蓋をして無理に整理整頓する必要ないんですよ。 特に実家整理をしていると、子どもの頃に使っていた湯のみやらお箸やらひょっこり出てくる時があります。小学生の頃に使っていたけろっぴの湯のみがまだある事実にとんでもない懐かしさを感じ、幸せな気持ちになったり。 皆さん、無理に手放す必要なんてないんです。自分の気持ちに正直に! これが実家整理及び日常の整理整頓の極意ではないかと私は感じます。 迷ったら手放すという考え方もあるけど、迷ったらやめとくっていうのもありでは? <文/アンヌ遙香> 【アンヌ遙香】 元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中
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