自分から学べる子になるには、「8歳まで」が重要! 学びの土台作りに役立つ”6つのポイント”とは?
1 自分の学びスタイルを見つけている 親や先生から「言われたからやる」という学びが習慣になってしまうと、「言われないとやらない」つまり「自分からはやらない」に。 2 うまくいった経験がある 親が子どもの感覚タイプを知って、子どもの努力をほめると、それが成功体験として自信になり、「次も頑張ろう」と意欲がわく。 3 生活リズムが安定している 子どもの気分の波や疲れ具合がわかれば、食事や入浴時間をほどよく調整できるので、子どもが自然と過ごせるリズムが整ってくる。 4 ほめてもらえている 自分がやったことを「いいね」「頑張ったね」と言われることは自己肯定感につながり、子どもは安心して次のステップに進める。 5 覚える、解く、説明する習慣が育っている 大人が覚えさせる、解かせる、説明させるという指示で子どもを動かすのではなく、子どものやり方を尊重し、それを習慣にしている。 6 わかることが気持ちいいと知っている 知らなかったことを知ってうれしい、わからなかったことがわかってよかったという体験の積み重ねが、さらなる知的欲求につながる。 学習をこなすうえで大事な「前に進む力」。知識を入れるための土台作りはいつからでもスタートできるので、ぜひ参考にしてみてください。 (取材・文/船木麻里) 〇小川大介/教育家 見守る子育て研究所所長。中学受験専門個別指導塾を創設し、子どもの才能タイプを見抜いて効果的に伸ばす、独自の学習指導ノウハウを確立。現在は親向け講座、講演、人材育成、文筆業と多方面で活躍中。子育て、教育に関する著書多数。
船木麻里